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2004/12/06

◆平均株価はヨーイドンでいったまま上にも下にも動けない、そんな日が5日続いた。きょうTOPIX33業種中高かったのは唯一銀行株。52週移動平均線に抵触したところで踏みとどまった主力3行の三菱東京FG(8306)、住友三井FG(8316)、みずほFG(8411)が26週線からジリジリ上に放れようとしていることは、全般相場の先高を示唆していると本欄はみている。■NEC(6701)が引き続き7300万株を超える大商いで3連騰し、75日線に接近。5月に75日線を割り込んで以来上値関門となってきた75日線を上抜き200日線に向かうトレンド転換がなるか注目。さて、上場会社による子会社上場は、親会社がキャッシュの必要に迫られただけという意味合いしかいことから疑問視される場合が多い。NECの完全子会社策で2子会社は上場廃止となるが、2000年上場のNECソフト(4774)の買い付け価格は3200円。NECシステムテクノロジー(3717)は上場後わずか1年3カ月足らずの短命でTOB価格4200円、上場初値を36%下回った水準。両社株ともほとんどの投資家がやられとなった。市場がNECを買ったのは、ソフト・サービス事業を効率化、ソフト技術力の強化を目指したもので、これを評価したためだというがさて・・。

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◆さて、全般寄り付き後は動きがないなか、元気印は目先資金がその日限りの商いする低位材料株。チャートを良くみれば、次に来るであろう銘柄が浮かび上がるから面白い(もちろん空振りもある)。しかも、1度売りそびれてもお迎え相場がある。◎3日付けの兼松日産(7961)は加藤嵩氏が30年超挑戦し続けている銘柄だ。また以前紹介の三井松島(1518)、日東精工(5957)やきょう急動意の木村化工(6378)、低位材料株の華となりそうな西華産(8061)、排ガス規制関連の日化成(4007)に注目。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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