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2012/07/30

◆ソウルのホテルでシェフ長だった妻の叔母が正月以来今年2度目の東京にやってくるという電話がった。あわてて、避暑地のホテル・旅館を探した。地理・地図にまるで疎い妻の運転による女3人旅だが、それでも、これまで草津など何度も行って何とか土地勘が残っているだろう思い浅間山の北方域で旅館を決定。後は、カーナビ便りの旅となり、迷った挙句、いつものようにこちらに電話がかかってくることになる?猛暑のなか、前日はついに2階で眠るのを止め、1階リビングでエアコンつけっ放しで眠った。標高1400メートル高原地帯の風がうらめしい・・。

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◆さて、メルケル独首相とオランド仏大統領は28日に、「ユーロ維持のためあらゆる措置を取る」と表明したとのニュ−スが広がったことを受け欧米株は大幅に3連騰した。ただ、格付け会社のムーディーズは26日のドラギ発言に対し「時間稼ぎに過ぎない」、「欧州中央銀行(ECB)の行動だけでは債務問題は解決できない」との見解を示した。相場以上に内情は苦しい終値だったといえないか?30日の欧州市場では、イタリアが実施した国債入札で10年債利回りが6%を若干割り込み、前回水準を下回った。背景は、口先介入により、ECBのイタリア、スペイン債購入期待が高まったことだ。しかし、30日にEU欧州委員会が発表した7月ユーロ圏景況感指数速報値は87.9%にとどまり、前月比2%の後退で09年9月以来の水準にとどまった。8月2日予定の欧州委員会で、具体的な対策を提出できるかどうか?が目下の注目点だ。具体策が見えてこないままいたずらに時間だけが過ぎるとなると市場は失望感の強い黒い霧に包まれることになる?

◆前号で記した日清粉G(2002)が続急伸。一時24円高の941円を付け10日戻り高値947円に迫った。長期相場を示唆する52週線(946円)に急接近する場面もあり、10年9月以降上値ネックラインとなってきた52週線突破となれば、長期続落基調からの離脱、上値を試す相場時代入りが期待できそうだ。米国穀物市場高を手掛かり材料としたことについては、前号で紹介した知友アナリストのコメント参照を・・。

◆当欄注目のウェザニュズ(4825)は3日続伸。27日には2769円の上場来高値を付け、昨年10月からの上値ネックライン2600円台前半をクリア。引き続き、同社業態の奥行きの広さ、今5月期で連結経常利益は6期連続最高更新見通しにあり、16倍台のPERに割高感は乏しい。引き続き、上値を試す相場が期待できそうだ。●また、アフィリエイト広告仲介大天手のファンコミ(2461)はスマホ時代入りでネット広告市場が急拡大中だ。株価は、08年10月のリーマン・ショック真っ只中につけた上場来安値3万9400円を大底に、09年8月に付けた直近高値18万1300円を上値とした三角保ち合いを形成してきた。が、次第に上下幅が縮小化。三角保ち合いを上放れてきた。知友アナリストは「顧客は中小が多く、固定的な部分が多いため利益率は高く、投資対象として良し」という。●検体検査機器大手のシスメックス(6869)は4日続伸し3月の株式分割落ち後高値3340円を更新し、もう一段の上昇相場が期待できそうだ。検体検査機器が伸張。もみ合い上放れのここから、100株単位で押し目をこつこつ拾っていくか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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