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2015/07/13

◆欧州では、「ギリシャ再支援」への調整がなお続いている。11日には、ギリシャ議会は財政改革案を承認。しかし、この日早朝には独仏トップの意見対立が伝わるなどなお難航している債務問題交渉が難航しているとの見方から、為替市場では円が下げ渋るなど動意薄展開ながら続落推移となったや中国株が3日続伸展開となったこともあり、後場には日経平均株価は2万120円12銭と取引時間中での2万100円台回復場面があった。終値は前日比309円94銭(1.57%)高の2万89円77銭と急反発し4日ぶりに2万円台を回復。日経平均指数採用銘柄の91.1%、205銘柄が上昇した。また、1部市場全体でも90.3%の1706銘柄が上昇、下落は7.6%の143にとどまった。

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◆筆者がカバーしているトップ30銘柄中で唯一下げたのが日特エンジニア(6145)で19円安の1158円。4月16日に1543円と2006年2月以来の高値を付けた後は、5月発表の今16年3月期が前期比8.6%増収、4.3%経常増益予想と前期の大幅増収・大幅経常増益から増益ピッチが急縮小する見通しとなったことから、その後、下値模索が続いているもの。◆直近で紹介が急となっている当欄こだわり銘柄の東急(9005)は続伸。8日に続き870円を付けて6月年初来高値に10円と迫った。その先に見える高値は07年2月の1023円、そして、1993年4月1040円と4ケタの壁。今後、2027年までに同社地盤の渋谷駅周辺だけでも8棟の超高層ビルを建設するな大規模開発事業は続いている・・。工事そのものに引きつけらる。収益面では負担増で今期は6期ぶり2ケタ経常減益予想にある。全般相場が緩むと、短期的な下げは厳しくなりそうだ。が、引き続き、週足、月足ベースでウォッチングを続け、テクニカルな節目々々をじっくり拾っていくこととしたい。■大塚HD(4578)が大幅続伸した。4195円を付け4月28日に付けた上場来高値を更新し。11日に統合失調症なども治療薬「レキサルティ」が米国で承認されたと発表した。今年4月に米国で特許が切れた同社の稼ぎ頭であった統合失調症薬「エビリファイ」の後継品として投入したもの。8月から発売する予定であり、収益拡大期待が高まったようだ。承認されない可能性もあったと言われ時期もあったよいうから買い安心感が広がった格好だ。「同薬は開発進捗に併せて発生するマイルストーン収入も期待できることも価を押し上げる短期的な材料にもなる」とみる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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