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2014/09/24

◆祝日明けの東京市場で、日経平均株価は休日前比38円45銭安の1万6167円45銭と続落した。中東の地政学リスクの高まりや9月ユーロ圏PMI速報値の9ヵ月ぶり低水準などから欧米株価が続落した流れに加え、東京外為市場で円がジリ高展開となったことから、売り先行で始動した東京市場は、10時前後にプラス圏入りが目前となったものの、その後は、利益確定売りにもみあう展開が続いた。

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◆ダイエー(8263)が急騰した。といっても、1980年代央のバブル期、最寄の目黒区碑文谷ダイエー店の最盛期を知っている筆者には聞きたくない話が23日付の日経新聞朝刊に載ったことが買い材料視されたものだ。「イオンはダイエーを完全子会社にする方向で最終調整に入った。ダイエー株主にイオン株を割り当てる株式交換を実施し、2015年春までに少数株主の持ち分を取得する方針だ」と伝えた・・。「イオンによる完全子会社化に伴う同社株価へのプレミアム上乗せに対する思惑買いが向かった」との指摘もあった。1980年代央に碑文谷店は増設工事。休日となればレジはどの階もごった返しの大盛況だった。レジまで辿りつくのに時間が余りにかかりすぎ叫び声が響く光景は今も目に浮かぶ・・。直近は、ダイエーの地下駐車場に車を止め、妻や来客者などと食事をし、ダイエーで買い物をして帰ってくるパターンが時々あるくらい。買い物といっても食品売り場など日常品を買うことで駐車料金無料となり、車はレッカー車にもっていかれることもない・・!と妻。それにしても、1960年前後から80年代へと一代で駆け上がっていった創業者中内功氏の事業展開ぶりはただただ見事というほかない!

◆アルパイン(6816)が3日続伸し、4日の6年8ヵ月ぶり高値1798円から半月で150円弱急落した下げから一転、急速な戻りとなっている。07年12月となる2000円台相場を見にいくか?円安感応度の高い銘柄だが、好調な経済が続いている米国での売上高比率が高い銘柄として見直されているもの。今15年3月期連結経常利益は、前期が大幅増収経常2.7倍増益だった反動から前期比23.5減益の90億円予想にある。しかし、「米売上高比率31.7%。北米市場の自動車販売が好調でカーナビが伸びる」との指摘もあり。短期的な突っ込みシーンがあれば、打診買いしたい。●家電量販大手のビックカメラ(3048)が5日ぶりに株式分割落ち後高値を更新し4ケタ固めに入る構え?10日発表の8月グループ既存店全店売上高が消費増税後初めて前年比プラスに転じたことから翌日以降騰勢を強めているもの。同様に10日発表の8月のグループ既存店売上高が増税後初のプラスに転じた●ケーズHD(8282)も9月1日からの反発基調を一段と強めている。が、22日付けでゴールドマン・サックス証券が投資判断を「中立」から「買い」に引上げたとあってこちらは様子見としたい。この日は、円が続伸展開となったことから輸出関連株などは利益確定売りが優勢となり、直近調製色を強めていた建設関連や消費関連株など内需関連の一角を買う動きが優勢となっただけ?ならば、追撃買いはなしか・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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