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2011/10/24

◆23日の大学時代のクラブ同窓会に、やはり3つの名を持つ文芸評論家目黒考二(北上次郎)は来なかった。高校時代の同窓会と同様に若い人の出席が極端に少なく、少しずつ出席メンバー数が少なくなっているのはやはり寂しいもの。そんななか、幸いに、会いたかった後輩に大学卒業以来42年ぶりに会うことが出来た。デザイン関連の会社をやっているという。筆者が最上級生の時に入ってきた新入生で、クラブが夏の合宿を裏磐梯でした時に、その後、4人で山形、金沢を回ったことや、その後、新宿のディスコ(当時は「GOGO」クラブと言っていた?)によく一緒に出かけた仲間の一人となった。合宿地・裏磐梯は今も数年に1回のぺースで訪れており、3・11以降、福島第1原発事故で苦しんでいる福島県はなじみの深い県のひとつ。証券会社時代には同僚がいたいわき市を基点とし東北・北陸へのドライブ旅行を繰り返したものだ。その時、泊まっていた民宿は先の津波で家は全壊したものの家族の方はそろって大丈夫だったとは以前に記した通り。

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◆日経平均は前週末比165円高の8843円と3日ぶりに急反騰。21日のNY外為市場では1ドル=75.78ドルと円が約2カ月ぶりに戦後最高値を更新した。が、欧州債務危機からの脱出を目指し開催された23日の欧州連合(EU)首脳会議を前にフランスとドイツが妥協、26日開催の再EU首脳会議で各国政府による資金融通の枠組みが合意に至るとの楽観が広がり、欧州各国株式が大幅高し、米国市場でも追加金融緩和策への思惑や発表が続く企業業績も好調で大幅続伸した。そして、これまで記してきたNYダウの当面の上値ネックライン(8月上旬以降の1万1600ドル台)を突破した。次は、11857ドル台にある26週移動平均線や1万1957ドルにある200日線突破が課題。■もっとも、東京はエネルギー不足のままではどこまで距離(株価)をかせぐことができるかはっきりしない。この日の出来高は13.4億株弱、売買代金は8500億円割れと6日連続で9000億円未満だ。しかも、出来高トップは20日現在の信用倍率が1.04倍と1倍に接近してきた東電(9501)であり値動きの軽さに飛び乗った動きとしか説明出来ない。2位には2ケタ台のランド(8918)、3位は大幅安で7日続落(13日の直近高値からこの日安値まで1514円、60%の下落!)したオリンパス(7733)・・これでは、世界の動きの後を追うだけの「憎まれっ子」相場から脱し得ない!?

◆さて、筆者注目銘柄ではナブテスコ(6268)が続騰した。ゴールドマン・S証券が21日付けで、「来期業績は増益銘柄と減益銘柄で二極化。選別投資がより需要になった」として同社の投資判断を「中立」から「買い」推奨に引上げたことが材料視された。買いは2000円台では売りが出やすくなることを意識して臨みたい。航空機向け精密制御装置の拡大が期待される。●前週末に決算発表のアフィリエイト広告仲介大手ファンコミ(2461)のウォッチングを継続。今12月期から初めて連結決算を導入すると発表したことがポイント!今期単独経常益は前期比21%増の18.2億円予想、連結は17.4億円と単独を下回る。3子会社が連結入りしたが、新規投資でありどんな事業でも赤字先行は当然。3日続落しチャートは悪化したが、まず、株価がどこまで下げるか注目しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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