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2011/05/19

◆前週末に強度の肩こりに苦しんでいたのだが、今週初めの歯の治療で何年かぶりに歯のかぶせ部分をドリル?のようなもので取り外したことから、物を噛めないほどの痛さが昨晩まで続いた。が、妻の何日かにわたる肩ほぐしがようやく奏功したのか、この日、歯と肩の痛みが治まった。柔らかいパンや麺類、果物、飲み物の3日間から開放され、昼にはご飯を食べることが出来た。とはいえ、肩が痛む周期が次第に短くなっている。睡眠時間をもっと増やさなければと思うのだが、さて。

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◆日経平均が前日比41円安の9620円と3日ぶりに反落し、TOPIXは反落した。取引開始前に内閣府が発表した1−3月期実質国内総生産(GDP)が前期比年率3.7%減と市場予想を大幅に下回ったことから、買い一巡後は上値が切り下がるジリ貧展開となった。日本平均は14時台後半に9600円割れ寸前の水準までみた。電力・ガス株、銀行株がTOPIX業種別株価指数で値下り1、2位となり、円安に振れたものの輸出関連セクターは値下り率上位から中位で目立った。■18日の海外市場では、米国株が4日ぶりに、欧州株は5日ぶりに反発した。NY原油先物が3日ぶりに反発し1バレル=100ドル台を回復、NY金先物は今月初めの過去最高値1トロイオンス=1576.6ドルから80ドルくらい下にあるものの4日ぶりに反発するなど、世界のインフレ懸念を背景に商品相場が強い。米国では商品相場と株式相場は連動して動いているとの見方もある。しかし、国連によれば世界の食糧価格も過去最高近くに上昇しているとの嫌な統計もある。米国では、まだ、過剰流動性の根源である、金融じゃぶじゃぶ状況からハンドルを切り替える状況に至っていないとの見方だが、ひとりデフレの日本は・・?いずれにしても、当欄が、東京株式市場の見方を強気に切り替える時は今ではないようだ。

◆そんな中、繰り返しの紹介銘柄で苦戦するものは多い。幸い、いくつかの銘柄が上昇ピッチを早めていることは慰めになる。この日は、科研薬(4521)が01年6月以来10年ぶりに1100円台に上げてきた。市場の「蚊帳の外」業種、薬品に属すが、5期連続経常最高益更新予想でPER13倍台に、好チャート(16日号参照)。上昇余地大とみる。今しばらく「押さば、様子を窺い買え」の姿勢を継続。●メッセージ(2400)も2月に付けた分割落ち後高値にあと2000円に迫る25.2万円まで浮上。26週線、52週線が下支えした上昇基調の継続には、2月高値をすっきりクリアする必要がある。今期の経常益連続最高更新予想でPER14倍弱。30万円はともかく、30万円への挑戦が期待される。ただし、上昇ピッチが急加速した場合は売却を考えたい。●マクドナルド(2702)は13日高値から一休みし4日ぶりに反発、あす、2090円台で週末を迎えるようだと、面白い展開が期待できそうなのだが。●一方、サイバー(4751)はあす2週連続で13週線(日足では75日線)割れとなる?17日安値25.45万円が4月安値を割り込んでおり、いわゆる「三尊天井」を形成した。短期的には、「買う」銘柄ではない。ここは、中期的な流れをみるためウォッチングを続けよう。株価の軟化は、会社側予想とアナリスト予想のかい離にある。第3四半期発表時に会社側が予想を増額修正する可能性が大なので、ここからの戻りは売りながら、当欄は中長期の買いを考えている。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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