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2012/11/30

12月3日〜5日は休載とします

◆11月末の東京株式市場で、日経平均株価は前日比45円高の9446円と続伸し、515円幅の4カ月連続月足陽線で終了した。4月以来7カ月ぶりに長期相場を示唆する24カ月移動平均線を上抜き、かつ、3週連続で52週線も上回った。もっとも、NYダウは08年秋のリーマン・ショック後から上昇基調を継続しているが、日経平均は端的に言えば、「バブル相場」終焉の1989年末を大天井とした20年超の長期下落基調から依然脱しえていない。09年3月安値7054円が大底となり、新たな上昇相場に入っていくには、最低でも、10年4月の戻り高値1万1400円をクリアすること。そして、本格的な上昇軌道復帰宣言は、次に、07年7月の戻り高値1万8261円を突破することが必要だ。■12月4日公示、16日投開票の衆議院選挙で、いかなる政権が誕生し、日本の現在から未来をどう紡いでいくか、言葉できっちり説明し、かつ、実行できるかが問われる。果たして・・。

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◆いや、最終電車に対し当欄記事を書く時間が無くなりつつある。続きは、6日以降に書くことにしよう。週明け3日間は妻の姪が来たのを機に久々に休暇をいただき、小旅行に出かけることになった・・。■で、個別銘柄、依然、内需関連をピックアップする。が、●輸出関連では、強気してきた浜松ホトニクス(6965)は昨年7月高値3595円をトップに52週線沿いの下落長期上昇基調に転じた感が強い。11月安値2532円からいかなるリバウンドがあるのか?に注目している。●また、ナブテスコ(6268)は昨年4月の最高値2126円から下げに転じており、52週線を再び下値サポートラインとすることが出来るか?を静かに見守っていくことにした。

◆一方、●この日、値上がり率5位となった大研医器(7775)は医療機器で病院内での感染防止や麻酔科向けを主力に、最先端分野での開発に注力している。ならば、●輸出比率70%超のシスメックス(6869)に改めて注目したい。株価は、引き続き株式分割落ち後高値圏にある。権利落ち修正後のチャートをみると、上場来高値圏だ。同社は検体検査機器大手で、試薬も高シェアを有し世界150カ国以上に展開している。中国をはじめ中進国、後進国の病院感染防止には実績がある。株価は今年1月の分割落ち後最安値2387円から26週線上の上昇基調が続く。年初来高値は10月の3835円だが、一段上の相場に期待。■内需関連では、マクドナルド(2702)が珍しくも51万株超の出来高だが、6月27日の110万株弱以来の大商い!毎年、6月は無料引換券目当ての権利取り買い。12月は配当と無料引換券の権利取りの買いが入る。が、まだ1カ月早い!12月相場に期待!●プリマハム(2281)を注目し始めたら、●日本ハム(2282)の動きにビックリ。10月安値968円がこの日1238円の10年4月以来高値!プリマハムも140円台はダメとは誰も言わない。かなり煮詰まった!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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