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2012/05/15

◆地上を見ても余りいいこと無いから!?来週21日の世紀の天体ショー「金環日食」を楽しもうと、久々に「BE−PAL」を買った。「パタゴニアより、ユーコンより四国三郎・吉野川」が好きだという野田知佑さんの川話やシェルパ斉藤氏のニッポン村紀行(これも四国徳島の山村話)などを楽しんだうえ、特別付録「日食観察眼鏡」が付いていたのだ。「BE−PAL」によれば、今回は日本中で日食が観測でき、金環日食は関東から東海、紀伊半島、四国、南九州の広範囲で観測が出来る。そして、3分の2の日本人が楽しむことが出来る金環日食は932年ぶり!のことだという。ちなみに、東京では食の始めが6時19分02秒、食の最大が7時34分30秒、食の終りは9時02分37秒。そして、金環食の始めは7時31分59秒、終りは7時37分00秒の5分間が勝負の時だという。5月は晴れた日が多いというが、お天気加減は人力では如何ともしがたい。雨が降らず厚い雲も無く太陽が出ていれば、めでたくカメラにも収めることが出来る!?21日には太陽の90%以上が隠れるが、月が太陽を完全に覆い隠さないため、ほとんど暗くならないという。

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◆さて、地上では、「緊縮・財政赤字削減には反対だが、ユーロには残留したい」というギリシャの情勢に世界の様々な分野での投資家は振り回され続けている。総選挙後の混迷は続いている。こつこつ働き稼ぎ溜め込んできたドイツの豊かさ、マルクの強さに対し、自分の身長以上の高みに高下駄を履いて背伸びしユーロの一員となったギリシャの悲惨は、ユーロという同一通貨を使わねばならないことにあった。今では、再選挙をしても、ギリシャはどこまで持ちこたえることが出来るか?また、スペインも後に続いている。銀行不良債権比率は今年2月に8%台を超え、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)スプレッドは上昇基調が止まない。■となれば、「買い」は遅く、「売りは早く」が基本。もっとも、日経平均は3月27日高値1万255円からこの日安値8838円まで14%下落。554銘柄が年初来安値を更新したなんてめったにないこと(昨年3月15日の979銘柄は東日本大震災という異常時)。下げは大きく戻りは小幅のじり安基調で9日から200日移動平均線を割り込み、前週から52週線を割り込んだ。ここから、海外株高に後押しされた戻り場面での売りはあっても、新規の「売り」は無く、「買い」は様子見とし、リバウンド場面での短期「買い」で臨みたい。銘柄はことさら変えなく、直近までの内需主体の銘柄を主戦としたい。マクドナルド(2702)はこの日2214円まで下げて4月安値を一時割り込んだ。ここはいったん「戻り売り」のサインと見る。買いは、しばらく動きを追った後でも遅くない。突然、快走し始めれば、そこから買いのタイミングを計ればよしとしたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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