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2013/04/17

◆ファンコミ(2461)の相場がすこぶる順調だ。昨年12月26日の(1株を100株とする)株式分割落ち後の初値が1746円。この日は4550円の分割後最高値!となった。サイバー(4751)、インタスペス(2122)などとともに、スマホ向け広告収入の増加が業績を押し上げるとの有賀泰夫・知友アナリストの指摘を受けた後、当欄でも紹介した銘柄だが、前号でも記した。問題は、サイバーだ。きょうの急騰で昨春来上値関門となってきた52週移動平均線をクリアした。問題とは、昨年5月、7月とも2週間と52週線にとどまれず反落、今年2月には5週間52週線に絡んだものの失速。昨年9月安値14万1200円からの出直り相場で、今週2カ月ぶりに52週線を上抜いたばかりだ。下値は26週線が下支えしつつあり、「ここではっきり、右肩上がりチャートに転じれば、付いていくべし」となるはず。今9月期営業利益から純利益までそろっての大幅減益予想が上値を抑える。しかし、きょうも02年9月以来の高値となった●日マクドナルド(2702)と同様に52週線沿いの上昇基調を刻んで行くことができる?サイバーの「三角保ち合い上放れ」の時まで時間は必要になさそうなここからは、ファンコミと併せてなお期待したい。

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◆また、有賀氏が先に紹介した銘柄だが、enish(3667)が4月2日に1932円まで下げた後、反転中。きょうは78円高の2318円高値引けとなった。3月8日戻り高値が2450円、1月22日戻り高値は2469円、株式の新規上場当日の昨年12月12日に付けた上場来高値2571円を取りに行くために必要な「テクニカル」面からの構えが整いつつあるのだ。ここから、短兵急の動きに転じるか?を注目する時を迎えた。チャートは2月安値を大底とし、新高値更新となれば、「W底」をうった後の、全く新たな初飛行相場に突入する!?

◆もっとも、基本は、「異次元の金融緩和」を背景に不動産・含み資産株を中核としたポートフォリオを組むことだ。主たるプレーヤーが海外投資家だから。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)にからみ荷動きの活況化が海運には追い風となる。加えて、不動産保有でも知られる飯野海運(9119)ならば独自の相場を演出する投資家が登場したとしても不思議ではない。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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