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2010/11/26

週明け29日、30日は私用により休刊とさせていただきます

◆11月最終週末、日経平均は前日比40円安の1万39円と反落した。25日の米国市場が感謝祭の祝日休みだったことから、海外勢の朝寄り付き前の注文状況は急減したうえ、海外からのニュースも限定的。大いに、出遅れ市場として買い戻しや見直し買いに盛り上がってきた11月相場とあって、朝方に買い一巡した後は利益確定売りなどが優勢の展開となった。そして、大地に生産力が乏しく、民衆は疲弊。「武力」以外では世界にその存在感を示すことが出来ない北朝鮮が、きょうも「韓国の挑発に怒り」といい、「口撃」(「対立エスカレートは戦争につながろう、敵に報復の用意」などと)したとして、韓国株が急反落したこともあって、朝方に買いが一巡した後は、様子見気分が強まり、利益確定売りが増加しジリ安展開となった。終って見れば、主なアジア市場で値上りした市場はなく、東京もまたわずかではあるが反落(実感としては結構下がった感がある。)した。■先駆株には調整があって当然の上昇展開が続いてきた。だから、この日は、出遅れの鉄鋼株やガス・電力など内需株の一角に買いが向かっていった。そして、日経平均は2週連続で52週移動平均線を上回って週末を終えた。5月第2週以来ほぼ半年ぶりのことだ。そして、13週線が26週線を上抜いて終ったのは6月第3週以来5カ月ぶりのこと!「調整安があれば、買い」を示唆しているとみるが、さて、どうか・・。

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◆前号で、記した自動車&自動車部品株は、利益確定売りに押された。ただ、中長期トレンドは変わりつつある。日産自(7201)は4月高値845円を抜けきれなかった。ホンダ(7267)も4月以来の3400円乗せには距離を残して一服した。しかし、両社株とも52週線が下値サポートラインとなりつつある。また、当欄チェック銘柄のトヨタ(7203)はやっと52週線に肉薄したところで週を終えるなどまだ、上昇基調入りを確実視できるテクニカルの状況ではない。とはいえ、200日線はクリアしており、この先、1日の年初来安値2800円に対する二番底形成をあせらずに待ちたい。前号で紹介の長野計器(7715)もここから始まる調整の終了並びに二番底確認を待ちたい。

◆また、前号紹介のホトニクス(6965)は今日も2799円と1円だが年初来高値を更新したものの、その後、下げに転じた。今春以来の上値ネックライン2800円前後の壁を破りきっていない。しかし、26週線沿いの上昇期調にあり、下値には52週線がきっちり控えており、2800円台相場が定着すれば、買い向かいたい。

◆この日、一気高で今年の上値ネックラインを突破したのは当欄こだわりの銘柄、介護付き低価格有料老人ホーム運営のメッセージ(2400)だ。この日急騰した理由ははっきりしない。が、「21万円台突破なら、上放れは急」と記してきた。一時2万7400円(13.3%)高の23万4000円まで付け、2月以降の頑強な上値関門を突破した!!出来高1008株は同社株にとって昨年12月10日以来ほぼ1年ぶりの大商い。07年2月の24万8000円突破となれば、青空天井だ!?入居一時金無料で、介護保険負担自己負担込みの月16万〜20万円で入居が可能。前10年3月期期営業利益率は業界トップの14.5%だ!今期は前期比10%増収14%営業増益を計画している。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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