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2006/11/21

◆個人投資家のための株式講演会を新春早々から復活させようと準備を進めている。昭和40年代つまり1960年代後半から40年間に及ぶ株式講演会が昨秋幕を閉じた。それまで常連講師となってくださっていた証券会社のストラテジスト、アナリストの先輩、知人が相次ぎ出席できなくなったことから、先の講演会は幕を閉じざるを得なくなった。が、株式投資の魅力を訴え、株式ファンをつくるため、会員制の講演会開催に向け再び準備を開始したのだ。利益は追わず、利益はすべて会員に還元することを第一とし、40名程度に限定した講演会を、毎月1回を原則に開こうと計画している。そして、相場状況によっては臨時の講演会や勉強会。結局、06年相場は前年の延長戦で1月中旬まで大きく花開いたが、「ライブショック」後、個人投資家は終始後退戦を余儀なくされ、未だ、闇の中をさまよい続けている。海外勢が手を少し引っ込めた今、東京市場は世界主要市場中の最出遅れ市場に成り下がってしまった。

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◆みずほFG(8411)が一時80万円割れ。79万1000円まで売られ1月18日の年初来安81万200円を割り込んだ。52週線との下方カイ離が拡大するばかり。同社だけでなく、三菱UFJFG(8306)は6月の年初来安値137万円にあと10円と迫った。唯一120万円台でもみあっている三井住友銀(8316)もまた、今週、52週線を下放れた週足を描こうとしている。全般底入れ、反転となれば、よく下げた(整理した)銘柄やセクターが一番人気を得るのはいつも変わらない。引き続き、銀行株は主力セクターとして注目したい。

◆テレビ東京(9411)が160円高し4740円で引けた。日経平均が小反発したとはいえ値下がり銘柄数はきょうも1000を超えるなど、前日の急落に対しいかにも戻りは鈍い。なかで、もの言う大株主糸山英太郎氏が193万株、持ち株比率9.35%なったと16日付けでHPに開示した。全般不透明感が増すなか、腰が引けている個人投資家に買い安心感を覚えさす好チャートの銘柄として、あくまで、割り切りができる投資家にだが、思惑買いを進めたい。●13日に1132円の年初来安値を付けたばかりのネツレン(5976)は15日に増額修正を発表。今3月期2ケタ増収増益で、予想1株利益71.7円に上昇した。この日は1251円まで反発したが、最悪基点からの出発だけにここからの反騰相場が期待できそうだ。上値に75日線、200日線が控えているが、割安感が強いここは強気で攻めたい。●注目株・菱鉛筆(7976)が1603円と年初来高値圏で強張っている。ここでがんばりきれるか、引き続き注目しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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