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2012/09/21

◆日経平均は23円高の9110円銭と反発した。20日の欧米市場では中国、欧州の景気指標が低調だったことから円高ユーロ安、ドル安が進み、欧州株はそろって反落し、米国では銘柄数が限定的なNYダウは小幅に3日続伸したものの、S&P500種指数、ナスダック指数は小反落とまちまちの動きだった。東京では、欧米株の動きや円高が懸念され輸出関連に売りが先行した。が、その後やや持ち直した。一方、食料品、医薬品、ガス・電力など内需・ディフェンシブストックはしっかりの展開となった。ただ、日経平均の日中値幅はわずか56円にとどまるなど様子見気分は強く、方向感が乏しいい動きのまま時間が過ぎていった。

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◆市場エネルギー面は前週14日(金)のSQに大商いとなった後は、今週全て売買代金が1兆円を超え、出来高も15億株をクリアする久々の高エネルギーを見た。もっとも、発表される経済指標は芳しくない。日米欧中そろって低調な経済状況からの出口が見えにくくなったままだ。各国金融当局は「もっと金融緩和」との市場の声に、追加金融緩和策連発!?しかし、南欧の債務問題はなお燻り続けそうであり、欧州・中国経済の回復の筋道はなお見えにくい。日本もまただらだら薄明かり経済が続くが、国に知恵は乏しく企業は自主防衛に励むが、海外・国内景気の浮上は見えにくいなかでは、格別いい知恵は浮かばない!?

◆当欄は、これまで注目してきた銘柄についてはきょう現在、大きく変えるには及ばないと考えている。注目ポイントは、テクニカル面では、200日移動平均線や52週線、12カ月・24カ月線沿いに中・長期上昇基調が続いていること。そして、業績や事業展開が納得できること・・が条件となる。■13日号で「業績好転の中勢上昇基調銘柄としてこの日、4ケタを回復した東芝プラ(1983)のウォッチングを始め、買い場を探そう。新しい話が出たわけではないが去る7月31日に今13年3月期第1四半期連結決算の発表と併せて通期業績予想の増額修正も発表した。・・」と記し東芝プラに注目した。全文は当日の当欄記事で見てもらいたい。同社の業績予想の発表はいつだった石橋を叩いても渡らない、余りにも慎重すぎる数字しか出してこない。そんな同社が、第1四半期を終えた時点で、通期予想を増額したのだ。株価は13日に1020円を付けた後、今朝寄り付きは976円。終値は58円高の1037円で4日ぶり急反発。もっとも、07年〜11年春にかけても1100〜1300円ゾーンをクリアしきれなかった。まだまだ油断はならない。が、なお、ウォッチングを継続し、買い場を探したい。■ショーボンド(1414)、シスメックス(6869)もまた、引き続き中期注目株としている。●セブン&アイ(3382)は52週線から浮上してきた、●マクドナルド(2702)は今週、52週線にぶら下がった格好で終了した。日足ベースでは12日に200日線を悪い格好で下回り、そのまま、200線割れが続いている。きょうは5日ぶりに反発した。週明け以降、200日線クリアとなれば打診「買い」したいが・・。●ウェザニュズ(4825)は4週連続陰線で8月高値から230円強下落し、13週線に迫った。2600円台の26週線前後から買い場を探しウォッチングしたいのだが、さて、どうか・・?

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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