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2008/03/13

◆この日、BS−i放映の「SONG TO SOUL」で大学生時代以来40数年ぶりに「アイドルを探せ」のシルヴィー・バルタンを見ることができた。当時、"白い妖精"の日本公演に行き、四国の山村から出てきた学生はため息をつきながら、その姿と声とホールの熱気に酔ったものだ。その時撮った写真は今も残っている。LPレコードは何度かの引越しで失ったが最初に発売されたアルバムだけはきれいなまま今も手元にある。これを打ち込み終えれば、録画を見なくては・・。LPレコード・プレイヤーも買わなくては!この曲が好きなのは歌詞を書いたのは当時映画にも主演していたその声が大好きな歌手のシャルル・アズナブールだったこともある。筆者は既に自分史を記録する年代を迎えており、古い記憶を呼び起こそうとしていることもあり、ありがたい再会となった。

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◆東京外為市場で株式市場の取引時間中は、1ドル=100.05円まで1円以上の円高でしのいだが、17時過ぎて100円を割り込んだ。1995年11月以来12年4カ月ぶりのことだ。もちろん、日本経済が強くなったからではない。新日銀総裁を決めあぐね右往左往が続く日本の政治状況下で海外勢が円を買うはずはない。次回、18日の米FOMC後に米国が利下げを実施するとみた投機筋などがドルを売ってユーロを買おうとする流れのなかで円が買われているだけのこと、「円高ではなくドル安」なのだ。アジア太平洋15市場星取表は2勝13敗。上げたのはニュージランドとベトナムのみ。香港、インド、インドネシアの3国は5%近い下げだった。■株価決定の3大要素のひとつは企業価値だが、トヨタ(7203)などドルの稼ぎ頭である自動車株やハイテク・電機株は円高に伴う08年度業績低迷(価値の減価)への懸念から大きく下げている。筆者などは中期成長企業に指名し買い推奨してきた自動車部品最大手のデンソー(6902)は、昨年7月の過去最高値4940円でさえ将来価値からみて割安だとしてきたのに、今週は06年7月以来の安値3520円まで売られている。長期サポートラインとなってきた24カ月移動平均線を割り込んでおり、当分、厳しい相場を余儀なくされよう。

◆日本企業は利益のピークアウトが鮮明化しており、企業の投資意欲も減退気味。2月の消費動向調査を見ても「悪化に歯止めはかからず」。週末の市場は、東京外為市場での円ドルの数字を横目の相場になりそうだ。ならば、思惑株、低位材料株でしのぐべきか。●そのひとつが直近推奨開始のマルハニチロ(1334)。前日159円をつけた後、下げに転じたが、この日は逆に日足陽線で終った。1月の新生スタート後最安値105円からの反騰だが、テクニカル面からはまず06年安値202円を窺う相場が期待される。●当面もしくは今秋にかけての注目株ロイヤルホテル(9713・大2)は3円安の326円と高値圏で頑強だった。いったん下ブレがあれば、「初押しは買い」とばかりに強気したい。●家電量販店業界再編の動きがやまないなか、長期上昇基調にあり、関西を地盤とする家電量販店大手の上新電(8173)を改めて強気の買いで臨みたい。スパークス・グループ(8739・Q)傘下などが同社株の保有比率を11.45%まで伸ばしたことも思惑材料となろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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