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2014/06/09

◆週明けの日経平均は反発し1万5100円台と3月11日以来ほぼ3ヵ月ぶりの高値水準となった。前週末のドイツDAX指数はリーマンショック後高値を更新し、NYダウは3日連続で過去最高を更新し1万7000ドル台乗せが目前となるなど海外主要市場の好調が続くなか、円は軟化。朝方から買いが先行した。もっとも、出来高が7日ぶりの20億株台割れ、売買代金は4日連続で2兆円台割れとなるなど、4月以降の市場エネルギー底割れ状況に変わりはない。安倍政権に成長戦略第2弾やNISA(小額投資非課税制度)の非課税枠拡大や期間大幅延長との声が聞かれ、GPIF(年金積立管理運用独立行政法人)の株式比率アップとの声が大きくなっている・・とは先頃からよく見られる論調。■既に、日経平均、TOPIXとも短・中・長期線を全てクリア済み。今春安値からの反発は大きく、日柄調整があっても不思議はない。果たして、「アベノミクスで新年も買い!」といった昨年大納会の首相の言葉が、成長戦略のもの巨大な買いエネルギーを生み、休みはナシよ、といった需給相場に転じる?もっとも、勢いにつられて飛び出すべきかといえば、5月安値から一本調子で上げてきたここは自分得意銘柄からウォッチングした後としたい・・。といって、ショーボンド(1414)など比較出遅れ感がある道路関連株にむかう相場といった感じはしない。それでも、ショーボンドは4700円台前半突破となれば、1月高値挑戦から、一段上も望めようが、需給相場の流れのなかでは大成建(1801)、大林組(1802)、清水建(1803)、鹿島(1812)など大手建設株が主役となろう。

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◆当欄紹介銘柄では、カジノ関連としてピックアップしてきた銘柄で波乱。●グローリー(6457)が高値更新も下げに転じて終了し、●警備のセコム(9735)は寄付き直後に12年ぶりに6500円台回複もまた利益確定売りから下げに転じた。一方、●ディスプレー大手の丹青社(9743)は活況裏に大幅反発し、200日線をクリアした。6日発表の2015年1月期第1四半期(14年2-4月期)純利益が前年同期比33%増となったのだ。商業施設内の専門店向け内装工事で、高採算向け受注増が利益を押し上げたという。また、当欄でも紹介してきた■2020東京オリンピック大会に向かっての羽田空港ターミナルの殷賑期待を背景に●日本空港ビル(9706)が3日連続で年初来高値を更新し、07年10月以来の高値水準となってきた。今期予想PER56倍にいささかたじろぐものの、3期連続大幅増益予想から一段の移動平均線沿いの上昇に期待。■5月1195円の上場来安値から前週末に1660円までの反発をみたのが当欄でも再三再四紹介のフォトクリエイト(6075)。きょうは6100株!と相変わらずの極端な薄商いにたじろぐものの、ここから二番底形成をに入っていくのか?ウォッチングをしよう。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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