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2013/09/26

◆日経平均株価は前日比178円高の1万4799円と高値引けとなり4日ぶりに反発した。24日の米国市場では、財政問題の先行き不透明感が広がり、ドルが対円で売られ、NYダウ、S&P500種指数とも5日続落するなど主要株式指標がそろって下落した。東京市場も朝方は米国の悪い流れを受け、日経平均は売りが先行し一時210円安場面まであった。その後、法人減税に付いて早期に検討するとの報道やGRIF(年金積立金管理運用行政法人)の資産運用方針を見直すとの観測から円が反落に転じ、株式相場も引けにかけ上値を追っていった。■そんななか、海運株指数は大幅連騰した。25日もバルチック海運指数が上昇ピッチをさらに加速し、106ポイント高の2127と9連騰し、2011年10月以来の高値水準を連日で更新中!投機的な資金も流入しているのではないかとの声が聞こえるほどになってきた。世界の物流がストップしかねないほどに国際的な荷動きが急となっているとは聞いていない中だけに?マークが付く?●プリマハム(2281)は3日ぶり小反発。長期相場を示唆する52週線上の上昇基調にあり、前週には16週間ぶりに中期相場を示唆する26週線を超えてきた。日本の卸売(問屋)関連唯一のアナリストである有賀泰夫氏の同社の捉え方は昨年末以来、前号に至るまで何度も記した通り。機関投資家が評価を変えて来た時が、新たな長征相場スタートの時となる。その頃には、26週線が下値サポートラインとなっているであろう。評価が変わった銘柄は従来見られなかったような大相場に発展するというのが、株式市場が積み重ねてきた歴史だ。その仲間に入る時まで当欄は旗を振ろう!

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◆大戸屋HD(2705)は定食屋をチェーン展開する。自由が丘にも店があり夫婦で自由が丘散歩の時は、立ち寄る妻の贔屓の店。株価は、11年3月の東日本大震災時に739円まで下げて底入れ。その後は長期相場を示唆する52週線沿いの上昇基調を刻んでいる。2月には1300円と07年7月以来の高値を付けた。その後、6月に1000円まで下げたところで52週線が下支えし、1100円円台に復帰してきた。■大和証券では今週号のウィークリーで、「9月下旬以降、安倍政権は消費増税の影響を緩和する経済政策の決定のほか、TPP合意に向けたAPEC首脳会議(10月7−8日)、そして、成長戦略実行国会(10月15日以降?)など重要イベントが目白押しとなる」と指摘、同政権の経済政策と関連銘柄を予想した。「TPPを機に海外に打って出る企業に注目」したコーナーでは、大戸屋HDの成長戦略として、「タイ、インドネシア、シンガポールなど東南アジアでの出店を加速」を注目だとした。52週線上の上昇基調にあるここから打診買いをして、ウォッチングを開始しよう。ちなみに、中期相場示唆の26週線上の上昇基調にある当欄ピックアップ銘柄は、ショーボンドHD(1414)、NIPPO(1881)、セブン&アイHD(3382)、タケエイ(2151)などがある・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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