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2006/07/20

◆世田谷できのうの夕方、セミ(アブラゼミ)の初鳴きを聞いた。わずか1匹だが鳴いていた。そして、きょうは2匹のセミが鳴いていた。四国の山村では様々なセミの声を楽しめたのだが、東京で聞こえるのはアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクホウシの声くらいなものか。年を重ねるごとにもう30年以上戻っていない山村での幼年時代の印象が大きくなっている。そういえば、ホタルもみていない。母校は2年連続県大会1回戦負け。2000年の甲子園出場の栄光は跡形もなくなってしまった。

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◆日経平均指数採用225銘柄中、実に222銘柄が上昇した。下げたのは明乳(2261)1銘柄のみ。JAL(9205)でおなじみの?悪評高い大型公募増資発表銘柄だ。ほかに薬品、食品から1銘柄ずつ前日比変わらずがあっただけ。18日つけ本欄書き出しの裏返しで、登録銘柄中で値下がりしたのは極わずか。全面高に近い大幅反騰相場となった。問題の2部・新興市場でもストップ高銘柄が相次ぎ、いずれも10日ぶりに大幅反発した。鍵になっていたソフトバンク(9984)が5日ぶりに反発し2000円台を回復したのだ。きっかけは、発表された先週末14日現在の信用需給の好転。ソフトバンクは前の週に比較し売り残株数が増加する一方、買い残は大幅に減少。信用倍率は1.98倍に低下し昨年12月22日以来の2倍割れと好転したのだ。19日の米国株が、利上げ休止観測のひろがりに大幅高したことが世界同時株高をもたらし、日本株反騰のきっかけを支えたのだ。「満ちれば欠くる。欠ければ満つる」・・。そして、<この日の大幅高で平均株価は6月13日1万4218円に続く2番底を18日に1万4437円で付けたことになりそうだ>。ただ、このままどんどん上がっていくというよりも、日柄調整を繰り返しながら下値をゆっくり切り上げる展開になるのではないか。

◆前号紹介のインデックス(4835・ジャス)はストップ高で終った。といっても、1万円高の8万6100円で割安圏にあることに変わりはない。●新日鉄(5401)は10円高の454円で終った。12日の直近高値460円をとってくれば、3月1日につけた 91年5月以来の高値479円をトップとする昨年9月以来の高値ボックス突破の可能性がぐんと強まる。1Q決算発表予定は今月末の午後1時から。<業績増額修正含み+鉄鋼の世界再編の動き>を背景に突破可能と見てよさそうだ。●その前に、あす21日引け後に1Q決算の発表を予定している東京製鉄(5423)の動きに注目したい。

◆吉本興業(9665・大)はこれまでのお笑いタレント養成・配給だけでなくDVDなどタレントの多次元活用で収益を拡大する。総務省はBSアナログ放送を2011年までに打ち切り、BSデジタル放送を最大42チャンネンル追加する。多チャンネル時代を迎えるなか独自のコンテンツ生産能力は成長への武器となりえる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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