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2015/07/09

◆日経平均す株価は前日比117円86銭(0.60%)高の1万9855円50銭と反発した。ただ、TOPIX、日経400指数は続落となった。8日の米国市場ではNYダウが5ヵ月ぶり安値付けるなど反落、円は対ドルで1ヵ月半ぶり高値となった。東京市場でも朝方から売りが先行、一時1万9100円台まで下落。その後、売り先行となった中国市場が当局の介入により上げに転じたことを受け、東京市場も下げ幅を縮小。後場には円が上げ幅を縮小したこともありプラス転換・・、中国株の動きに振り回される格好となったが、結局、高値引けに・・。値動きの荒っぽい展開とあって、出来高は前日比5.16株増の37.11億株と膨らみ5月25日以来の高水準となった。日経平均の今期予想PERが15倍台割れとなるなか、下値を拾う動きや、日銀の株価指数連動型上場投資信託(ETF)買い期待の買いも流入したとの指摘もあった。なお、ギリシャ問題に加え、中国動向がそれなりに安定するまで不透明感があり、週明けも海外展開に振られる格好となりそうだ。ここは、様子見も良しの気持ちで市場をウォッチングしつつ、自分得意の銘柄を拾っていきたい。前日高値から急失速した筆者期待銘柄の東急(9005)もそうだ。

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◆ウェザーニューズ(4825)が反発。7日の最高値4370円から、全般波乱のなかこの日、4000円割れを見た後、上げに転じた。海運の荷動きが好調に推移しており、同社が手掛けるOSRサービス(最適航路案内サービス)の採用増が続く。ロシアの進出ぶりが目立つ北極海でのサービスが同社業績を押し上げる構図であり、今16年5月期は3期連続増収、営業増益を見通しにある。なお、OSRサービス拡大余地は大きいうえ、個人向けサービスも底打ちしたことから、一段の営業増益を期待しやすい時を迎えたとみてよさそうだ。●6月24日号紹介の地味系銘柄米久(2290)は3日に2658円と1991年最高値にあと50円強に迫る急騰場面があった後、反落。この日朝には2200円目前に下げた後、下げ幅を急縮小しての終了となった。引き続きフォローしつつ、買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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