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2014/01/17

◆日経平均株価は前日比12円74銭安の1万5734円46銭と小幅に続落した。16日の米国市場では、NYダウは一段下げた水準でもみ合い3日ぶりに反落した。NY円が反発した流れを受け、東京外為市場でも円は反発して始まったが、結局、寄り付き水準前後で終日もみ合う展開となった。朝方から利益を確定する売りが先行し、日経平均は前場後半にかけ下げ幅を拡大した。しかし、後場には、押し目を拾う動きが広がり値上がり銘柄銘柄数が増加、前日終値を挟んでの推移が続いた。■しかし、全体の72%にあたる1281銘柄が上昇、値下がりは23%弱の404銘柄にとどまり、TOPIXは小幅ながら反発した。また、1部市場が海外勢による裁定取引により上下幅が大きくぶれるものの、個人投資家など国内勢中心の新興市場では、東証マザーズ指数が反発し、ジャスダック平均は3日続伸した。そして、ジャスダック平均は昨年5月の高値を8ヵ月ぶりに更新。2007年3月以来のほぼ7年ぶり高値水準に上昇してきた!そして、新たに新興市場銘柄を含めて始動した指数JPX日経IN400は28.32ポイント高の1万1712.09と8日の最高値以来の水準に上げてきた。

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◆さて、前号でも紹介のフォトクリエイト(6075)・東Mは朝方に続伸発進。ただ、寄り付き直後に昨年9月10日以来の水準に戻したものの、12月の直近安値1772円からの反騰とあって、戻り待ちの売りにあえなく急反落。しかし、前号に記した背景もあり、足元フラつく場面があるとしても、昨年新規上場時の二の舞の可能性は乏しいと見てよさそうだ。書くべき材料を残していることもあり、波乱はあってもナベ底から這い上がっていく新たな相場への始まりに期待したい。

◆2020年東京オリンピック大会開催とカジノ法案成立後を視野に入れ、旅行関連業界も物色対象として人気場面を期待している。大和総研では前週の重要テーマレポート「オリンピックの経済効果とビジネスチャンス」要約を発表した。例えば、既に、東京大会決定と同時に人気が集中した建設・不動産、(道路)などインフラ関連業は五輪開催前の時期に、ソフト面では広告業に、開催期間中は警備、通訳業、会場設営に関する業界などやホテル、飲食、小売業、航空・鉄道など交通業者、旅行代理店などに多くの効果が及びそう。そして、大会開催後にキーとなるのは観光・・などと指摘した。■カジノは賭博禁止の観点から厳しいとの見方が強かったが、海外旅行者を呼び込む魅力を有し、施設と運営次第で経済効果は大となる。アジア圏での外国人客取り合いに勝てるだけの法案が成立すれば、その効果は大なるものがある。●10年11月に57円だったKNTCT(9726)は近鉄系旅行業界大手で国内外のパックが中心事業。前12月期経常益は連続大幅増益で復活を果たした。長期下値切り上げ展開といってもまだ低位株。200円台回複で戻り売りが出そうだが、ここから、押し目買いを狙ってウォッチングを開始しよう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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