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2015/02/10

◆11日祝日休場前の東京株式市場で日経平均株価は前日比59円25銭(0.3%)安の1万7652円68銭と3日ぶりに反落した。前日の米国市場ではギリシャが救済条件を拒絶、ギリシャへの警戒感が強い上に、ウクライナでは戦闘激化、一部サウジの格付け引き下げ発表もあってNYダウが続落し米国債は3日連続で上昇。円は4週間ぶり安値から小反発し、東京市場でも対ドル・ユーロとも3日ぶりに反発。日経平均は下げ先行で始動し下げ幅を拡大。後場後半まで1万7600円台割れで推移し、売り方の買い戻し?に引けにかけ下げ幅を縮小する形で終了した。ただ、業種別株価指数では8業種が下げたのみで25業種が上昇。3日連続で値上がり業種数が20を超える好展開となっており、TOPIXは2.80高の1427.72と3日続伸し、昨年来高値だった12月5日1445.67以来の高値水準にあと13ポイント弱に迫った!■業種別株価指数の値下がり率上位は、1位倉庫・運輸1.26%の続落、2位機械0.89%の3日ぶり反落、3位海運は0.81%の3日ぶり反落、9日バルチック海運指数は13日続落しており、川崎汽(9107)は変わらずを挟み4日ぶりに反落するなど、海運株はTOPIX業種別株価指数で0.81%の反落で値下がり率3位となり、1月29日以降はバルチック海運指数ともに概ね続落基調に・・。4位は非鉄金属0.81%反落、5位鉄鋼0.35%の3日ぶり反落。 一方、値上がり率1位にはNY原油先物続騰を背景に鉱業が3.02%の大幅反発で入った。2位保険1.17%の続伸を挟み、3位サービス0.81%高。4位石油・石炭0.70%の反発、5位ガス・電気が0.68%高で続いた。ている。

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◆注目はこの日取引時間中に決算発表があった大手建設各社株。●鹿島(1812)は決算発表後下げ幅拡大も、売り一巡後、引けにかけ上げ幅を大きく拡大も、●大林組(1802)は1月28日以降続落基調にあり、●大成建(1801)、●清水建(1803)も下落。各社とも発表された15年4-12月期(3Q累計)業績は好調と業績回復基調も、通期予想は従来の慎重予想を据え置いたことから、失望売りが優勢となったもの。ただ、会社側は慎重姿勢を継続も、大成の同期連結経常利益は前年同期比12%増の472億円と2ケタ増となり、大林組は大幅続伸・・。震災復興や都心再開発など工事案件が増加、採算重視も姿勢も後押ししており、売上高は前年同期しのぐ大型オフィスビル建築工事需要増も後押しする。売り一巡後は、買い直される展開と読む!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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