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2013/05/10

◆日経平均は前日比416円高の1万4607円と大幅反発して2008年1月4日以来5年4カ月ぶりの高値で今週の相場を終了した。週間の値上がり幅は913円と膨らみ昨年11月からスタートした今回の上昇相場中で最大となった。後押ししたのは9日に発表された米失業保険申請件数が08年1月以来の低水準だったこと。NYダウは前日に初めて1万5100ドル台に乗せたことから小反落したものの、景気回復期待の高まりを背景に、円が心理的節目であった1ドル=100円台を突破する急落となった。そして、今朝の東京為替市場でも円は対ドルで100円台に乗せて始動し、対ユーロでも大幅続落した。100円と言う心理的な節目を突破したことから、株式市場は勢い付き、10時台後半には1万4600円台を回復。その後は、利益確定売りが膨らみ1万4600円を挟み高値もみ合いが続いた。■円安=製造業回復との絵を描いてエレクトロニクス関連株が大いににぎわったようだが、世界が驚くだけのまっさらのサプライズがあるイメージ、アイディア、創造物を提供できなければ、円安は単なるヌカ喜びで終ってしまう、一過性の追い風に終る懸念がある・・。

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◆当欄銘柄として推奨してきた銘柄群だが、昨年11月から半年目の月を迎えたここから、3月決算発表が一巡し始める頃までに、業績・テーマ性・テクニカルチャート面などと照らし合わせて見直そうと思っている。もっと、時間がかかりそうな気がするが、慌てずに少しずつやっていくしかない!基本はカネジャブジャブ?のなか、地価上昇、消費回復という日銀の覚悟を背景に思惑的でかつ中期移動平均線沿いの上昇基調銘柄を選ぶか、個別に何か光を感じることが出来る銘柄を打ち出せればいいが、さてどうか・・。●年間注目株としたプリマハム(2281)は昨年末の140円台から短期相場を示唆する6週移動平均線沿いの上昇基調にある。が、株価倍化を達成。週明け13日取引時間中に3月期決算を発表する。従来通りに「渋ちん」業績予想を発表したときは、いったん、売却とする。●日銀(8301)は13週線沿いに進む間は「強気」を継続。26週線割れが鮮明になった時は「売り」とする。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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