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2014/01/23

◆日経平均は前日比125円安の1万5695円と3日ぶりに反落した。前場は、安倍首相がダボス会議で法人税制見直しを表明したことを受けプラス圏で推移したものの、1月の中国製造業購買担当者指数(PMI)が景気判断の分岐点となる50を下回ったと発表された後は、アジア株が全面安となり、東京市場も次第安の展開となった。タイの政治混乱が続いていることも東南アジア経済への影響は大きく、アジア全般懸念が広がった。

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◆そんな状況下も横河電機(6841)は11年3月のリーマン・ショック後の二番底485円を基点とした上昇基調が続いており、この日1743円と年初来高値を更新し、2007年7月以来6年半ぶり高値を付けてきた。米国で「シェール革命」が進むなか、同社売上高の9割近くを占めるプラント制御機器の伸張を手掛かり材料視した堅調展開が続いているものだ。シェールガスは100年以上前から生産されていたが、2000年代に入り採掘技術が確立され、一気に生産量が増加。直近では、「シェール(ガス)革命」と呼ばれ内外市場で話題となっているもの。同社は11月の中間決算発表時に、今14年3月期連結経常利益予想を前期比28%増の230億円に引上げ、10年3月期の2.3億円から4期連続の大幅伸張見通しにある。今期1株予想は54円。妥当水準だが、原油価格の上昇基調が続くなかでは、「シェール革命」関連株として堅調相場が期待できるそうだ。

◆さくらネット(3778)・東証Mが反発。前場には昨年11月以来2ヵ月ぶりに700円台を回複する場面もあった。来週初めの27日、14年3月期第3四半期(13年4−12月期)非連結決算発表の予定にあり、今期は業績の3期ぶり好転が期待されている。 有賀泰夫知友食品・流通アナリストは22日付けブログで「(同社は)通期営業利益が3期ぶりに増益かつ2ケタ増益とする従来の業績予想を確認できるのではないか、そして、今期から2ケタ増益が続くパターン」と企業情報を発信。「同社のようにサーバー会社は、設備投資のタイミングで中期的に業績の好不調を繰り返すが、設備稼働率がボトムから再び高まるとともに業績は拡大に転じ、やがて、ピークを更新するパターンであり、今回から2ケタ増益見込みのパターンとなる」と記している。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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