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2013/08/02

◆日経平均株価は前日比460円高の1万4466円と大幅連騰した。1日発表の米経済指標は、先週の失業保険新規申請件数が08年1月以来の低水準となり、7月ISM製造業景況指数は55.4と予想を上回り前月の50.9から急上昇した。また、欧州では7月ユーロ圏製造業景気指数改定値が50.3と速報値50.1から上方修正され、欧州中央銀行理事会は政策金利0.5%を維持・・と欧米景気を後押しする楽観的な発表が続いた。また、NYダウは4日ぶりに急反発し23日に付けた過去最高値を更新。S&P500種指数は3日連続で最高値を更新し、NASDAQ総合株価指数も3日連続で最高値を更新。加えて、NY外為市場で円が対ドルで大幅反落し、対ユーロで大幅に3日続落したことを受け、東京でも円が大幅続落で発進しさらに下げ幅を拡大する展開となり安値引けとなったことも投資家の買いを誘った。■当欄の目下の基本銘柄は、7月30日に記したショーボンドHD(1414)以下の紹介銘柄だ。国土強靭化計画関連と個人消費・流通関連セクターである。この日、銘柄のチェックリスト表は値上がりしていることを示す赤色が圧倒した。不動産、電鉄、大手百貨店のページ30銘柄はそろって急騰した。

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◆当欄も含み資産注目銘柄として今春強気し、5月まで人気となった片倉工(3001)が出来高はわずか4万株強ながら(人気化以前の出来高としては通常の出来高水準)、82円高の1269円高値引けとなった。6月に続き、7月も中期相場を示唆する26週移動平均線を割り込んだ処からしぶとく踏みとどまっており、次の反騰相場を待つ格好!だと見るのは当欄だけ?東急(9005)は当欄紹介が昨年春だが、その後、株価は失速。そして、昨年秋から一気に上昇軌道入り。今年3月16日に旧東横線渋谷駅が廃止され地下化。東京メトロ副都心線と相互直通運転が始まり、横浜から東横線、東武東上線、西武池袋線へと繋がった。株価は4月12日には814円と倍化。その後、調整色を強めている。26週線を割り込んでいるのがテクニカル面から気に入らないが、26週線にくらい付いている間はまだ、期待を持ちたいが・・株価に聞くしかないか。今春までの相場が全てか、二番天井を見に行く、中くらいの相場に発展するか?ウォッチングを継続中。■また、食品卸最大手の三菱食品(7451)は52週線沿いの上昇基調にあり、同じく加工食品卸大手の加藤産業(9869)も26週線に支えられ5月には06年1月以来7年ぶり高値水準まで戻してきた、どちらも、日本独特のスーパー、コンビニを支える「卸売」大手。三菱食品はここ2カ月間、26週線が上値関門となってきた。買いは52週線接近場面であり、2670円近辺にある26週線を突破したところがポイントとなる。●食品・外食・流通関連チェックページこの日唯一下げてしまったのが当欄主戦銘柄であるプリマハム(2281)だ。成長銘柄でないとの見方が一般的であり、5月7日に294円と昨年末比倍化達成したものの、思惑株人気以上の食い付きは乏しい。個人投資家中心の相場は、人気離散となればジリジリと下値を模索する動きから立ち直れなくなる典型的なタイプ。6月には踏みとどまった200日線や52週線で今回も踏みとどまることが出来れば、秋相場が期待できるのだが、さて・・。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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