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2012/12/17

◆16日の衆議院選挙、東京都知事選挙に投票しなかった。衆参院選挙や都や区の議員選に投票しなかったのはいつ以来のことか覚えていないほど、投票してきた。が、今回は、投票し忘れてしまった。投票用紙をもって家を出たのは投票締め切り30分以上前のことだ。が、途中で買い物を思い出し、スーパーに立ち寄ったのだが、いつの間にか買い物に夢中となり、店内には「8時になりましたので、・・側のシャッターを閉めさせていただきます」のアナウンス。急いで、いつも投票所となっている小学校に着いた時には締め切りを5分以上オーバー。結果は、大方の予想通りに自民党圧勝。自民党294議席(公示前は118議席)、公明党の31議席で合せて自公計325議席。一方、民主党は公示前の230議席が57と惨敗。維新は54(同11)だが40議席は比例区で得たもの、民主党は比例区では30議席にとどまり維新を下回った。小選挙区制「怖し」だ!

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◆株価は、「脱デフレ、円安進行」への期待感広がり、前週末比91円高の9828円と急反発。出来高は前週末がSQ算出日だったこともあって4.1億株減少したものの、28.5億株超に膨らむ活況下、買い先行の展開が続いた。業種別株価指数で値上がり率が断トツとなったのは電力セクター。東電(9501)がストップ高で終了し、なお、ストップ高買い注文を残し、関西電(9503)は一時ストップ高となった。安倍政権下での原発政策に期待した買いが流入したものだ。●また、ここ1カ月間小動きに終始してきた「値動きの軽い原発関連」として目先筋に人気の高い木村化(6378)が一気に一時ストップ高まで買われる場面があり、つれて、●原子炉容器を手掛けることで世界に知られる日製鋼(5631)も、一時62円高の537円とほぼ8カ月ぶり高値を付けた。が、急速に冷え込む可能性もある。いまさら、飛び乗るのは?

◆また、安倍政権のデフレ克服策に期待した買いが入ったと記したが、どのような克服策を打ち出すのやら?また、ねじれてしまった対中国政策は?日本の経済・企業は中国の需要に負う事が大であり、いまさら「日本企業は中国から戻って来い」と言われても、ASEAN諸国が直ちに中国の代替をするといってもムチャな話。果たして、新政権が実効性のある景気刺激策をいつ、どういう形で打ち出すのか?全てはこれからの話。上滑りの人気取りでもよかったのは選挙が終るまで。選挙が終ってしまえば、いったことをやるか、やらないのか二つに分かれるだけだ。日銀を動かして超金融緩和を継続するだけで事足れりとする、訳にはいかない。■ショーボンド(1414)は2日連続HD化後の最高値を更新。3000円台に向け一歩前進。NIPPO(1881)は12月第1週から4ケタ相場入り。07年高値1071円にあと21円と迫った。この水準を突破すれば、1997年2月以来ほぼ13年ぶりの高値圏入りとなる。10年11月安値494円を基点とした52週線沿いの上昇基調にある。4ケタ台回復で調整場面があって不思議ないが、ウォチングを続けたい。●6月に3095円の最高値をつけた当欄注目のウェザーニューズ(4825)は07年末始動の「長征」で465円から今年8月高値3095円まで上昇。52週移動平均線が2520円台にあるが、52週線を割り込んだ後、切り返しを見せ初めてから、買い出動したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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