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2011/12/20

◆今朝も、会社に向かう途中で行きつけのデンタルクリニックに向かった。いつも思うのだが、最初は楽な姿勢だと思っても、その姿勢を変えることが許されないということは、たった小1時間たらずであっても、やがて拷問のように迫ってくるものだ。かつて、A・ソルジェニーツィンが旧ソビエト時代の強制収容所の残忍さを世界に知らしめた小説「収容所群島」はむごい拷問シーンの連続だったことを思い出すなど、なんとか気を紛らわそうとしたが、少しでもからだを動かそうとするのが先生には分かるようで、一息つかせてくれる。からだを動かせることができることはありがたいことだと改めて思う・・。「収容所群島」は昔一度完読したが、もう一度読むには相当な労力が必要なため、つい、他の本に手が伸びてしまう。デンタルクリニックには来年もまた通わねばならない・・。

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◆次の日曜日はクリスマス。礼拝準備は完了し、クリスマス・イブの土曜日には母教会も青年たちを中心にクリスマス賛美で街を回ることになっている。

◆この日、日経平均は小反発したが、クリスマスを控えた海外からの積極的な売りは薄れ、出来高は今年最低を記録、売買代金も今年最低で2008年12月28日以来3年ぶりの低水準を記録した。日経平均の日中値幅はわずかに37円!(後場中だけだとたったの16円!)にとどまる様子見気分の強い1日となった。目下、日本株の羅針盤的存在のNYダウは4日連続で長期相場を占う200日移動平均線割れだ。しかし、厳しいのは、機関投資家が指標とするS&P500種指数だ。「8月の壁」の後、10月後半のリバウンドシーンも含めて200日線が上値ネックラインとなっているのだ。そして、下値をサポートしてきたのは75日線だが、19日にはわずかにこれを下回ってきた。

◆新年は、欧州債務危機は欧州経済を押し下げ、2012年の世界経済は鈍化を余儀なくされるとの見方がもっぱらだ。その想定が、世界の株式市場の足元を揺さぶっているのが現在の情況といえよう。まだまだ、厳しい状況が続く・・?

◆医療用器具製造でカテーテルシステムが堅調な朝日インテク(7747)は7月高値以降の上値が切り下がりは厳しいが、52週線が10月以降の相場を下支えしている。引き続き、52週線沿いの相場から上値を切り上げる展開となるかウォッチングを継続したい。今12年6月期経常増益率は縮小予想だが、予想PERも13倍台と割安感があり、株価を下支えするか見て行きたい。●低価格戦略で強みを持つ当欄注目の九州を中心にドラッグストアを展開するコスモス薬品(3349)も3000円台後半でのもみ合いが4カ月目となっている。しかし、下値は26週線が下支えし、上値を狙う構えとなっており、その下には52週線が控えている。●同じく、埼玉を中心に北関東で中堅スーパーを展開するベルク(9974)も5カ月半1100円台を中心としたもみ合う展開が続いてきたが、ようやく、下から26週線が追いついてきた。ここから、26週線に後押しされた上値を試す動きに期待したい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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