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2013/09/03

◆日経平均株価は、前日比405円高の1万3978円と大幅続伸した。2日(月)の米国市場はレーバーデーで休場、3連休となった。2日の欧州ではシリアへの米軍事介入懸念はひとまず後退したとの観測から世界景気回復期待が高まり、株式市場はそろって急反発し、円は対ユーロで大幅反落した。今朝の東京外為市場では朝方から円が続落スタートとなり、株式市場では買いが先行。引けにかけ上値を追う一本調子の上げとなり、8月14日以来ほぼ半月ぶり高値で終了した。■東京をはじめとした日本の株式市場の売買金額の3分の2前後をヘッジファンドや公的資金など海外勢が占めているのだから、国内勢が市場の先導者になるのは一時的でしかない?自己売買的な回転売買をするなら、出来高トップ級で1日の値動きが大きな東電(9501)でいいだろう。が、そうはいかない。投資家の性格や投資姿勢に適った銘柄をピックアップしたいと願っているのが当欄だ。しかし、とんでもない結果となった銘柄を紹介したことが何度もあった。基本は、企業・株価とも中勢上昇基調にある銘柄を提出することだが。

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◆前日、ピン付いたフォトクリエ(6075)東証マザーズ銘柄、を紹介したが、この日は一転、大幅反落し前日の上げ幅の半分強を失った。しかし、まだ、7月11日の新規上場から2カ月目を迎えたばかりだ。「スポーツ大会などのイベントにカメラマンを派遣して写真を撮影し、インターネットを通じて販売を行なう」サイトを運営する、この事業が同社を成長企業に押し上げていくか疑問があっても不思議はない。ただ、上場日に4260円高値に買われたものが、8月22日には2039円と半値以下となり、きのう2635円まで戻したが、きょうは一時2325円までみた。なじみのない業態だが、1980年代のバブル期前から筆者が一緒に行動したことがある知友アナリストは、「同社の交渉先はイベント運営者や学校、そして、そのようなイベントで写真撮影を行なうプロのカメラマン」、そして、ネット経由で写真と写真代が往来する。非効率をビジネスにすることで、長期的に成長するビジネスモデルではないかと考えたといい、「株式投資の醍醐味である、長期的に企業の成長を享受する」株式として注目していくと記していた。「2020年オリンピックの開催地発表は日本時間で9月8日だが、投資は、開催地が東京に決定してからでも遅くないのではないか」と言う。これから、折々、紹介していく長帳場の銘柄として付き合っていきたい。4000円処を買ってしまったと思えば、慌てて買う必要はないものの、東京オリンピック開催が決まるまでは値動きに注意して、拾い、あるいは、買い場を探したい。まだ、本格的な紹介には至っていないが、引き続き株価の急動意に留意して、「買い」場を探したい。●ショーボンド(1414)が日足、週足とも中期線に沿った上昇基調から、いつ、上放れるかウォッチングを継続しよう。●また、横河ブHD(5911)はこの日、7月に付けた1321円の96年7月以来17年ぶりの高値を更新した。こちらも、東京オリンピック誘致決定となれば10数年ぶりの相場が期待できそうだ。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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