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2014/07/09

◆韓国サムスン電子が発表した2014年4−6月期連結営業利益は9年ぶりの減収減益となった。市場予想の8.3兆ウォンを大きく下回る7.2兆ウォン(約7200億円)にとどまり、3四半期連続で前年実績割れ・・。稼ぎ頭だったスマホ向け先端部品が看板機種向けに大量調達できなかったため、質で劣る中国製と差別化が出来なかったことが主因だという。妻の姪が婚約者と二人で来日した2010年春、私より25センチ超の身長の婚約者に、サムスン電子から「サムスン入りおめでとう」とのメールが届いた(今も、そのメールは私の部屋の壁に貼られている)。その時、「サムスンがいつまで世界のトップでいられるだろうか?」と彼に問うたことを思い出す。今、姪には二人目の赤ちゃんがお腹のなかで育っている・・。

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◆さて、日経平均株価は小幅ながら3日続落。出来高・売買代金とも減少に転じ、日毎に強弱感が変化する戻り高値圏でのもみ合いに終始した。前週末まで7日連続で年初来高値更新銘柄数が100を超える物色意欲が旺盛ななか、5月の1万4000円割れ水準から1万5500円に急接近する場面があった。この日の高値更新銘柄は50と8日ぶりの低水準となったが、一服場面があっても不思議はない。NYダウは今月4日に史上初の1万7000ドル台乗せ、ドイツの過去最高値更新をアシストした後も高値圏での推移となっており(あのロシアでは前週末に付けた6月24日年初来高値に迫り、昨年10月高値を目指す格好となっているのは、憎まれっ子世にはばかる!?)、米国市場では利上げ観測も流れるなか、もみ合う動きから上下どちらに流れが傾くか?がポイントなってきた。

◆今朝の日経新聞で「動き出すカジノ」(上)が登場。安倍首相も2020東京オリンピックも絡み合わせカジノを含む一体型のIRリゾート推進派とあって、秋の臨時国会での法案成立が見えている。そんななか、「自転車、五輪までに倍増」との舛添都知事の表明は至極当然。自転車の国オランダの自転車を巡る生活環境を今の東京にそのまま移植することは厳しそうだが、東京からまず一歩前に向かって進んでいくしかない。環八を世田谷から大田区六郷橋近くにある教会まで数年間、毎週日曜日にスポーツサイクルで通っていたことがある。歩道に近い車道を走るのだが、行きは下り坂で加速するが恐い思いをすることもあった。その後、体力の低下で電車利用に変わったが・・。●自転車部品で世界トップのシマノ(7309)、●09年相場の後は長期三角保ち合いが続く自転車販売のあさひ(3333)は今15年2月期が2ケタの増収増益予想にあり、前月発表の14年3-5月期経常利益は前年同期比30%増と大幅に伸張、四半期ベースの過去最高を更新しており、ウォッチングを開始する。

◆また、上記と同じく日経一面トップに、北極海初の定期航路、商船三井(9104)、費用3割減」の記事。ならば、北極海の水先案内は●ウェザーニューズ(4825)であろう。当欄4月2日付けでは、「民間気象情報で世界トップであり、個人向け気象情報サービスは一部苦戦も、海洋船舶向け最適航路を提案するOSR(最適航路情報)サービスで契約船舶が増加するなど好調に推移している」と記している。その時は、直後に天井打ちとなったものの、その前年末から当欄で書き続けた経緯がある。前日に07年暮れの安値465円を長期二番底とした超長期上昇基調のなかで、前日に上場来高値3300円を記録したばかりだ。中期線16週線とのプラスかい離幅が大きいため、まず、ウォッチングを開始しよう。  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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