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2014/04/03

◆日経平均株価は前日比125円56銭高の1万5071円88銭と続伸した。NY円が5日続落した流れから、東京外為市場では、円が対ユーロで4日ぶりに反発したもののその後伸び悩み、対ドルでは103円台後半へと5日続落。一時104円台に緩む場面もあった。日経平均は寄り付きで1万5000円台を回復した後、1万5100円台乗せ場面もあった。75日移動平均線は終値で抜け切れなかったが、もうひとつの中期相場を示唆する26週線は4週間ぶりに回復した。中期線回複で来週の相場への期待が高まるか?また、東証株価指数(TOPIX)は9連騰となったが、11年2月以来3年ぶりのことだ。年明日の展開に注目!

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◆2日の海外市場は、欧州主要市場では独英株高に対しスペイン、イタリア、ポルトガルの弱い経済状況下の国は反落と強弱が分かれた。また、米国市場は民間雇用者数増や製造業受注好転を受け週末の雇用統計に楽観的な見方が広がりNYダウは4連騰、昨年12月31日に記録した過去最高値1万576.66ドルにあと3.66ドルと肉薄した。そして、3月14日には2009年4月以来の4.5万ポイント台割れ場面があったブラジル・ボベプバ指数だが、2日は一気に1430ポイント高の5万1701と昨年11月水準に回複した。経済懸念は後退しつつあるとの見方につながり、米国市場を後押しした?そして、東京市場も・・。■もっとも、東証1部出来高は前日比4億4883億株減の20億6966万株と3日ぶりに大幅に減少。売買代金は4249億円減の1兆8714億円と減少に転じた。市場エネルギーの乏しさから中勢上昇基調入りに疑問府が付きかねない。が、期待をこめた見方から、「相場は相場」、上値を試す動きが強まれば、「強気」市場にスイッチが切り替わることは多い。そして、中期上昇基調に転じたとの見方が広がれば市場エネルギーは一気に極大化に向かっていくのが「相場」であり、その逆もまた「相場」!?

◆当欄で、「カジノ・リゾート関連」として注目している銘柄のひとつALSOK(2331)・綜合警備保障が昨年9月高値に肉薄。11年秋を基点とした着実な上昇基調を刻んできており、割高感は感じられない。26週線上の上昇基調にありもう一段上の相場が期待される。●CSP(9740)は13週線と26週線に下支えられた上昇基調にあり、3月24日に前2月期経常利益を一転増益に増額修正したことで急騰。その後、一息付いているが、13、26週線接近場面で打診買いしたい。●日金銭(6418)は「アジアではマカオ、シンガポールのカジノ向けテーブルゲーム用貨幣処理機を拡販。北米ではカジノに加え金融向けが順調に増加」と会社四季報春号にある。株価は、昨年9月に06年1月以来の2400円台肉薄場面があった後、調整相場入り。しかし、2月以降は、52週線に下支えされて三角保ち合いの中にある。上値ネックラインとなっている13週線クリア後から買っていきたい。 

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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