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2007/07/26

◆きのう夕方、桜並木で穴から出てきたもののひっくり返り脚をばたばたさせているアブラゼミを見つけ、桜の木に這わせた。小枝に登っていき落ち着くまで見ていた。その間、15分くらいでかろうじて見える明るさ程度になっていたが、今朝見ると、葉っぱには抜け殻がぶら下がっていた。四国の山村時代には、夏はニイニイゼミから始まりアブラゼミ、クマゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ取りに忙しく、セミ時雨を散々浴びたあと、川に飛び込むなどして遊び続けた。山村生活は小学5年生の途中から高校2年の終りまで6年半くらい終ってしまった。が、記憶の中では圧倒的な存在感がある、勉強嫌いのカワガキでありヤマガキだったのだ。■気象庁は25日、8〜10月の3カ月予報を発表した。東日本や西日本の8月の気温を「平年並み」に修正、「高い」から見直した。9月、10月は「平年並み」か「高い」で残暑が厳しくなるという。筆者には今年の夏も、野遊び、川遊びなしのやたらに暑いだけの耐えるべき夏になりそうだ。

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◆本欄800回目のきょう、相場は引けにかけ下げ幅を拡大する展開となった。日経平均株価の下落率はきのうを上回る0.88%で、156円安の1万7702円。前日は大引けで守った75日移動平均線とのプラスかい離維持が適わず、5月18日以来のマイナスかい離のまま終った。アジア17市場の星取表は8勝9敗。中国、インド高も日、韓、台、香港はそろって、昼前ころから2時過ぎ頃に下げに転じた。日経平均株価が下げ幅を拡大した後だ。具体的な悪材料が出たわけではない。発表が本格化している第1四半期(4〜6月・1Q)決算は概ね好調だ。米国株がアナリスト予想を下回る決算発表を嫌気し史上最高値水準から調整色の強い展開となっているのとは事情が違う。とはいえ、今週日曜日29日の参院選で「与党は議席の過半数を守れない」との見方が広がっており、模様眺め気分の強い展開となることは当然ではある。ここは、900円とび台まで下げてきた新日鉄(5401)が900円水準を守れるかどうかが最注目点となりそうだ。30日(月)午後1時台に1Q決算を発表する予定だという。

◆弱気な業績予想がいいと思う悪癖のあるJUKI(6440)が終日ストップ高カイ気配となり、大引けで100円高の966円ストップ高比例配分した。87万株の出来高に対し1066万株の買いものを残したが、明日はどうか?5月以降何度も本欄に登場したが、業績予想に株価は振り回された。が、週足、月足を見れば、移動平均線に下支えられ着実に下値を切り上げる上昇基調を描いており、上昇ピッチが加速する時を待っていたといえる。会社側は依然慎重な通期予想を変えていないが、これは悪、罪というしかない!

◆日銀(8301・JQ)が16.8万円まで買われ年初来高値を更新し、97年5月以来10年ぶりの高値となった。不動産株、電鉄株など含み系株が苦戦するなかの日銀のこの高値は何を示唆する?●本欄強気の大阪・中之島のロイヤルホテル(9713・大2)は25日線割れ、75日線下支えの321円まで下げた。階段状の下値切り上げチャートが続くか注目したい。●一方、立川市を地盤とする含み資産株の立飛企業(8821・東2)は6350円まで買われ、連日で年初来高値を更新した。5月中旬以降の微妙だが美しい下値切り上げチャートを見てほしいものだ!

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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