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2004/11/15

◆先週末、「今週は引き続き方向感のない状況が続くか、それとも、活況相場への道が開かれるのか注目したい」としたが、どうやら、市場関係者が一様に胸をなでおろす展開が始まったようだ。米国発の世界同時株高に日本も乗り遅れるなと、先週末に続き買いが先行する展開となっている。TOPIX33業種全てが上昇し、平均株価は10月12日以来1カ月ぶりに200日移動平均線を突破した。4月高値をトップに、5月安値をボトムとする三角保ち合いが続いているが、10月7日の1万1410円、7月1日の1万1988円を突破し、新たな上昇相場に転じることが出来るか? その鍵を握るのは小泉JAPANではなく結局、ブッシュUSA帝国だ。

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◆では、ここからの市場体温計は?200日移動平均線で下げ止まったトヨタ(7203)は世界NO2から一段上を目指すかに見え世界同時株高ならばその任にふさわしい。金市況が16年ぶり高値を更新中の住友鉱(5713)も中長期的な上昇基調を継続し体温計であり続けると見てよい。あと、エレクトロニクス株からひとつほしいところ。本欄買い推奨中の浜松ホト(6965)、日立国際(6756)、イビデン(4062)、電気硝子(5214)では荷が重い。東芝(6502)はこの場合線が細い・・。

◆さて、足元相場では、若築建(1888)など先駆の低位材料株は調整期入り。◎最高益更新幅拡大の東急不(8815)、東京建物(8804)は三角保ち合い上放れ寸前のここから一段上を目指す。◎11日に今3月期業績見通しを増額、予想PER8倍台と割安感著しい鉄鋼や非鉄金属関連などを軸とする商社・佐藤商事(8065)の修正高に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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