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2005/04/22

◆値下がり業種は電力・ガス、保険。そして電気機器は前日比かわらずで、残り30業種は値上がりと上々の結果。値上がり銘柄数も1417に急増。しかし、きのうの本欄が興奮気味に安値圏での下ひげの長い足は・・と強気の指摘をし、NYダウが2%超の大幅反発となったことから見れば、不満の残る週末となった。日々の動きに振り回されるのは本意ではないものの、今週の週足は来週以降に聞いてくれといった感じの足であり、月足となると4月は陰線足になる確率が高い。ただ、月足は24カ月移動平均線を瞬間的に割り込んだもののプラスカイ離して終わる見通しであり、5月相場が今週の安値を基点とする上昇展開となれば、チャートは1万2000円狙いの格好になるはずだ。

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◆きょうはアジア・アフリカ会議で小泉首相が過去の戦争責任に対する反省もしくは謝罪をした。はたして、今週末の中国大陸は本当に静かに過ぎていくのか?米国市場の動向や週明けから本格化する3月期決算の発表にも相場は左右される。思いがけない増益や増額、減益や減額発表で悲喜こもごもの日々が5月第4週まで続く。大事なことは、今期業績予想の悪化や好転は今春の株価に織り込まれたのかどうかであり、四季報予想に対しどうだったのかを調べ、悪化の原因や好転する理由をチェックすること。また、5月第1週が2日間しかなく、来週後半に見送り気分が強まる可能性があることを承知しておきたい。

◆さて、ソニー(6758)は反落で終った。27日の決算発表前にポジションを減らしておきたいということであろう。三菱東京FG(8306)も今週の足を見た限り、来週は大きな期待を託すほどではなさそうだがどうか・・。■バイオ関連で中長期注目のトクホ認可のための評価試験を手掛ける総医研(2385・マザ)に期待。5月に75日線が200日線を上抜くGCを示現し上昇基調を再確認する見込み。◎再生医療で歯周病治療薬の臨床試験フェーズ2後期入り間近の科研薬(4521)とともに強気で臨みたい。◎CATV国内トップのJCOM(4817・ジャス)は時価総額が大きく上場後も8万円台での往来相場だが、8万5000円乗せのここから動き注目したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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