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2015/03/03

明日4日は筆者都合により休載とさせていただきます

◆日経平均株価は前日比11円72銭安の1万8815円16銭と4日ぶりに小反落した。朝方は、2日の米国市場では、NYダウが反発し3日ぶりに、SP500種は4日ぶりにそれぞれ最高値を更新。NASDAQ指数は反発し15年ぶりに5000ポイント台を回復した。欧州でも独DAX指数が9連騰かつ8日連続最高更新・・。強い海外市場展開に加え、1ドル=120円台に乗せて始動した円安推移が買いを誘った。ただ、1万8910円台で寄り付いた後は利益確定売りに押され11時頃まで下値を探る動きとなり、後場は、円が小幅に上げに転じて推移するなか1万8800円を挟みもみ合う動きで終始した。日経平均指数採用銘柄では指数寄与率の高いファストリ(9983)やソフトバンク(9984)が1.7%、1.8%安となったうえ値下がり数は112となり値上がり数を連日で上回った。1部市場全銘柄では値下がり数1058(56.9%)に対し値上がりは672(36.1%)にとどまった。先高観は強いものの1万9000円台を前に上値を追う動きが一服した格好に。もっとも、TOPIXは1.86高の1526.83と4日続伸かつ4日連続で昨年来高値を更新した。一方、日経平均先物3月物は14日ぶりに反落した・・。 この日発表された(日銀が市場に供給している通貨量)「マネタリーベース」は前月比2600億円増加し2月末時点で278.86兆円となり、大規模金融緩和を背景に7ヵ月連続で過去最高を更新した。米株高は、グリーンスバーンFRB議長の「今後数回のFOMC会合後に利上げを実施されると解釈すべきではない」と発言するなど利上げを急がない姿勢が背景にある。しかし、市場の甘えを許すわけでは無さそうだ。そして、市場と当局との駆け引きが、米国のみならず、世界の各種相場を左右することも間違いない。少し、引いた感じの東京市場はショックには強い?とはいえ、世界同時に各種相場が一斉に同一方向に動く現況からみて、ショック時は如何?取り越し苦労ならいい・・が。

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◆川崎汽(9104)が連日で昨年来高値を更新。バルチック指数が5日続伸し、2月18日の509から548と低水準ながら上昇してきたうえ、2日に発表した19年度までの5ヵ年中期経営計画で、鉄鉱石などばら積み船に3300億円の設備投資実施を表明。事業拡大、収益安定化への期待感が買いを誘った格好だ。もっとも、10年6月以来となる400円台超えにはバルチック指数の改善、13年3月期から3期連続経常2ケタ増益(予想)となってきた同社業績は2月の今期増額修正に続き、来期も拡大が不可欠となる。●NHK朝ドラ「マッサン」人気にも乗りサントリBF(2587)・正式名称・サントリー食品インターナショナルは13年7月新規上場だが、4日連続で上場来高値を更新。4680円に上げてきた。13年10月安値3090円から、14年以降は概ね75日、200日移動平均線沿いの上昇基調にあり、上場に備えた12年12月期連結決算は小幅減収、13年、14年12月期と2ケタ増収2割超経常増益と拡大、2月発表の今12月期は売上高3.4%の1兆3000億円、経常利益7.0%増の880億円と前期までの2期連続2割超増から縮小見通しも3期連続増。1株利益は135円台。PER34倍台も信用取組比率は0.79倍と売り長にある。そして、増額修正期待が後押しするうえ、需給面も高値更新で回転が効く格好となっており、マッサン人気が3月末まで続き相場を後押しする格好となる!?(なお、都合により明日の当欄は休載とさせていただきます)

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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