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2005/10/28

◆コネクト(3736・マザ)が一時10万高の73万8000円ストップ高に買われる一方、インデックス(4835・ジャス)は12万2000円まで下落し分割落ち後の安値を更新し、本欄推奨株は明暗が分かれた。■インデックスは27日に、05年8月期業績見通しの減額修正を発表したことが嫌気された。経常減益の理由は納得がいくものの、売上高の減額理由には不満が残る。「受注は伸びたがシステム開発が遅れた」という点が気掛かりだし、海外での事業展開にも何か不都合なことがおきているのか、もしそうならそれは時間がたち現地に慣れれば軌道に乗るのかが気になる。ただし、直近本欄で何度か指摘したように、現在、8月実施の株式分割に伴う分割分の売りが出ている最中であり需給は最悪状態。ただ、前期に期ずれが生じた分、今期業績を押し上げる。嫌気売りは11月中旬までは引きずらないとみて打診買いしよう。■一方、コネクトは、きのう付けで大和総研が「<ネットの中だけ>から<ネットとリアルをコネクトする>仕事への事業モデルの進化が確認できた。長期的な業績拡大トレンドにはいりはじめたのではないか」とし、新規に最上位の投資判断「1」でカバレッジを開始したことが手掛かり材料視された。また、きのうの日経新聞夕刊で加来徹也社長が、「電子マネー機能付き携帯『おサイフケータイ』が普及期を迎え、<携帯電話の役割が重要性を増している>。<携帯向けシステム開発の技術を生かし、課金や決済システムの構築支援>を強化する。06年8月連結経常利益は前期買収4子会社がフルに業績に寄与し、前期比2.2倍の6億円を見込む。中核技術の開発や人材の確保にめどがつき収益拡大への体制が整った」と自信をのぞかせている。8月に上場来安値をつけ上昇に転じた時から、あるWebサイトに同社推奨記事を断続的に載せ始めた。その時々跳ね返ってきた、ヤフー掲示板の書き込みは面白かった。直近はみてないが、相当数の書き込みがあるはずだ。なお、大和総研は理論価格99.5万円に対し10%ディスカウントした86万円を目標株価としている。

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◆直近、上昇展開入りを期待したJストリーム(4308・マザ)は33万円台を下値サポートラインとしているものの、上値が切り下がっている。下押す場面も予想される。しかし、RCI(順位相関指数・売買のタイミングを捉える指標のひとつ)は25日RCI、9週RCIとも売られすぎ水準に喘いでいる。これは逆に買いを示唆していることでもある。株価の下値も限定的だ。26週線の31.1万円、52週線の25.4万円を当面の下値のメドとして押し目を中期買いしたい。「テレビ局のネット配信サービス開始や、ポッドキャスティング(ネット上の簡易ラジオ放送)の広がりなど同社の活躍が期待される領域は広がりを見せており、本格的な成長はこれからだ」(大和総研)との見方がある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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