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2007/07/31

◆前日の主役だった新日鉄(5401)が失速、一時887円までみてかろうじて900円ちょうど引けで18円安となった。日経平均株価は主力大型株や値がさ株の一角の急落が響き小幅下落で終った。アジア17市場の星取表は12勝5敗。主要国で下げたのは日本の日経平均のみ。そして、日本の場合、TOPIXは小幅ながら続伸し、値上がり銘柄数は1045となり、値下がり銘柄の592を大きく上回った。海外投資家の買いが後退するなか、ピークを迎えた第1四半期(4〜6月)決算発表に業績の期待値に対する到達度により強弱感が対立、短期資金による超目先相場が続いている。

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◆内外相場が波乱している間は、上値追いとはなかなかならず、自分得意銘柄のテーマ性、業績、チャートなどをチェックしつつ対応するべきか。

◆電化(4061)が、年初来高値を更新、24カ月移動平均線沿いの上昇基調を再確認した。<太陽電池関連の好業績・割安・好チャート株>として波乱期の軟調場面を拾っていきたい。606円は20日の年初来高値602円を更新、1991年2月以来ほぼ16年半ぶりの高値だ。5月に昨年来の高値ネックラインだった550円水準をクリアしたことで動きが軽快になってきたもの。今3月期は売上高から純利益までそろって過去最高更新する見通しで、予想PERは16倍台ときわめて割安感が強い。「超高純度モノシラン」の生産能力を増強、太陽電池への需要拡大が見込まれる。■シャープ(6753)はこの日、大阪堺市に三重・亀山工場敷地面積の4倍となる新工場を建設、09年に稼働させると発表。液晶並びに太陽電池を生産する。●太陽電池関連株として、シリコン加工に強みを持つ石井表記(6336・東2)がこの日、165円高の2460円高値引けとなった。25日に続く200日移動平均線プラスかい離回復であり、ここで200日線を上回った水準で堅調展開となるならば、03年4月の上場来安値800円を基点とした24カ月線に下支えされた上昇基調が鮮明化。今08年1月期も前期の大幅増収増益に続く2ケタ増収増益予想でPER14倍台を見直す大きな相場が出現する可能性は大と見てよい。●シリコン材料の使用量を従来の太陽電池製造法と比べ100分の1程度で済むといわれるのが、アルバック(6728)の薄膜法太陽電池。装置を購入すれば簡単に太陽電池を製造できるため市場が急拡大中といい、大手証券では「06年の市場規模50億円が、09年に1000億円、22年には3兆円規模ないなる可能性がある」とし、アルバックの投資判断を先週、最上位に引き上げている。04年4月の株式上場で、同年12月の最安値2015円を大底とし下値を切り上げ。今月26日には5160円まで買われ昨年2月の最高値5340円に迫った。きのうは4630円まで下げるなど値動きは荒っぽいが、今期予想PER20倍台は1株益235円に対し失礼で不満足な株価といえよう。

◆GSユアサ(6674)が、25日線沿いに下値を切り上げ320円台となっている。11日に75日線が200日線を、20日には26週線が52週線をそれぞれ上抜くゴールデンクロスを示現。相場の先高を示唆している。前3月期復配に続き今期は5円配に増配よてい。自動車電池がアジア向けに好調に推移しており、電気自動車用電池でも定評がある。統合効果が表れ始めたここから狙っていこう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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