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2006/09/19

◆18日(祝日)、長い行列の先に、吉野家があった。並ぶ列のほとんどは男性だが、実家のある上尾市駅前でも昼過ぎに長い列ができていた。筆者も牛丼大好き派だが、並んで食べなくても食べることができる日を楽しみに待つことにした。待つ楽しみがいい。2年7カ月ぶりの復活だそうだが、「食」の安全性に厳格な人は多いが、グレープフルーツよりも米国産牛肉の方が安全か。薬漬けの肉牛も多そうだが、「食に絶対的な“安全”などない」と思っていたほうが良いようだ。NHK放送中の「テチャングム」(日本題名「チャングムの誓い」)でもそう言っているが、積極的に身体にいいものをとるべきか。医食同源だ。

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◆某サイトに毎週月曜日、注目株を紹介している。が、8月21日号以降は「買い」での苦戦が続いている。この日は、「戻り売り」推奨銘柄として住友鉱(5713)を、中期押し目買い好機の銘柄として東レ(3402)を紹介したが、思惑通りことが運ぶかどうか!?東レは9月に三角保ち合いを下放れ、下げ幅を拡大した。5月に1128円の上場来高値を16年半ぶりに更新した後は、02年12月の安値230円からほぼ5倍化した反動もあり調整色の強い展開が続いている。しかし、ボーイング次世代機向け炭素繊維供給を独占している圧倒的な優位性を背景に市場拡大を享受する同社の先行き業績は好望視される。一方、本欄注目株でもあった住友鉱だが、金・非鉄、原油、穀物など国際商品市況は調整期入りした感がある。今3月期業績は先に大幅に増額修正されたが、これは株価には織り込み済み。金及びニッケル市況の軟化は同社業績の先行きに暗雲となるテクニカル面では、4月高値をトップとする三尊天井を形成しており、戻りは限定的とみて、ここから戻り売りを推奨したい。

◆日水(1332)は8月最終週から、92年5月以来の高値圏である700円絡みで高値もみあいが続いている。全般相場が調整色を強めるなかだけに、ディフェンシブストック銘柄として、水産資源争奪戦銘柄として人気拡大を期待したい。出遅れ気味のマルハ(1334)も信用需給は大幅売り長の状況が続いている。話題のマグロ養殖での実績を積んでおり、苦戦は続きそうだが、上値を探るステージが予想される。300円トビ台は中期拾い場だと見ている。

◆本欄長期強気株の半導体商社のイノテック(9880・JQ)は今月にかけ続いてきた三角保ち合いを下放れた。底値を確認するまで、いったん、様子見としたい。                  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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