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2007/09/26

◆26日、日経平均株価は小幅続伸に止まったものの、値上がり銘柄数は1240にのぼり値下がり銘柄数385を圧倒した。TOPIX小型株指数の上昇率は22.7%と6%台の中・大型株指数のそれを大きく上回った。そして、昨年1月以来、泣かされ続けてきた新興市場では、携帯・インターネット関連株を中心に「ストップ高銘柄が続出」の異変?椿事?が起きた。■アジア市場の星取表もまた、中国市場だけが続落しているのに対し、11勝1敗3休場と異変?、続く、欧州、米国市場も堅調。NYダウ平均は続伸した。GMの労使交渉の合意などが背景。

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◆東京市場では、木村化(6378)が200円高の1493円ストップ高となり、東証第1部市場で値上がり率ランキング5位となるなど、原子力関連株が揃って急騰した。この日、「米電力大手が30年ぶりに原発新設を申請した」とのニュースが伝わり、調整含みの動きが続いていた原子力関連銘柄に火がついた!?木村化は化学プラント主力で原子力関連機器に強みを持つ「原発関連の思惑株」の代表的存在。今回は化学プラントの好調を背景に今3月期業績は大幅に伸長。7月12日に1950円の上場来高値に買われ、8月10日にはさすがというべきか821円まで下げてしまい、終ったかの感があったものの、ちゃんと、75日移動平均線や13週線に下支えられ、ここ切り返しを見せていたもの。そして、この日の原発人気をリードした。●本欄では、引き続き「原子力関連三羽烏」で7月24日の上場来高値2105円を射程圏内に捉えた日製鋼(5631)、三角保ち合い上放れを鮮明化した高温・高圧バルブで定評があり原発各社の安全性優先からメンテナンス事業が収益を押し上げるトウアバルブ(6466・東2)、米国では原発向け冷却ポンプで高シェアの高値引けで75日移動平均線を上抜いた帝国電機(6333)に注目すると同時に、ストップ高買い気配で終わった岡野バルブ(6492・東2)、筆者本年注目株の東芝プラシス(1983)は引き続き「強気」を継続。また、25日に737円の年初来安値をつけた東京エネシス(1945)はリバウンド狙いに手ごろか。

◆中国関連、郵政民営化関連株として山九(9065)が200日線と650円処のネックラインを突破してきた、2ケタ経常増益で過去最高更新のPER16倍台割安株として好買い場とみてよい。●等方性黒鉛で世界トップの東洋炭素(5310)が大幅続伸したが、本欄は8月、9月の安値時に75日線でぴったり下げ止まった経常過去最高更新予想の日カーボン(5302)、中国関連株であり本欄も会社側の弱すぎる業績予想に泣かされたJUKI(6440)も1145円の年初来高値に付きたい。●あと、日東精工(5957)は、任天堂(7974)家庭用ゲーム機向けや自動車、薄型テレビ向け精密ネジを軸に業績が続伸。PER13倍台と割安感が強い。上昇基調から7月高値時以来の1000円台への再浮上が期待される。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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