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2013/11/15

◆日経平均株価は前日比289円高の1万5165円と大幅続伸した。終値での年初来最高値を付けた5月22日以来ほぼ半年ぶりの1万5000円台回復であり、前週末比では1079円(7.6%)高とめったに見ることができない4ケタの大幅上昇だ!もっとも、その内の3割弱303円は、5連騰で5000円高!したファストリ(9983)やファナック(6954)、ソフトバンク(9984)の3銘柄が稼ぎだしたものだ。■14日のNY市場では、イエレン次期FRB(米連邦制度理事会)議長が上院での証言で景気刺激策の継続を示唆、株価に付いてもバブルのような状況を示唆するには至っていないとの見解を示したことから、大歓声があがった?NYダウは連日で最高値を更新した。そして、米国金融緩和策は続くとの見方から、東京外為市場でも円は朝方から1ドル=100円台に乗せて続落発進し、対ユーロでは5日続落した。株式市場には朝方から買いが先行し、日経平均は寄り付きで1万5000円台の壁を突破。その後も上値を追う展開となった。

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◆米国発の金融緩和継続は、為替、株式、商品・・当面の各種市場には大いなる恵みとなる。2008年に米国発のリーマンショックのお返しをしてくれるのか?生き馬の目さえ抜く先物市場のなかであえいだあげく、最後は一敗地にまみれることになるのか? この日の日経サイトでは、「日経平均が急伸した前日、大引け後に公表される日経平均先物12月物の売買手口で、買いはクレディスイス証券の4338枚と突出。今週の急伸局面ではこうした一部証券による集中的な先物買いが目立つ」と指摘。「CTA(商品投資顧問)など短期マネーが、イエレン氏の緩和継続示唆などを見込んで買いを膨らませたようだ」との声を紹介。そして、「上値は重いと読んで売り持ち高を増やしていた向きが、損失確定の買い戻しを迫られた状況が加わり、短期間での日経平均の急上昇につながったという見立てだ」と記した。ファストリなど指数寄与率の高い数銘柄をピックアップして株価の急騰・急落をはかることは常に見られる景色であり、米国初の緩和策継続が上値を試す動き、その後の急反落シーンでも勝ちきろうとする流れを見ることになるのか?

◆個人投資家は、自分の射程圏内に入った銘柄のみ狙っていくのがベターであろう。ザ・ベストはない市場では・・。 テクニカル面では、日経平均株価は5月の高値波乱後も、下値は切り上がっており、半年ぶり高値をつけてきたここは、落とし穴には留意しながらも、「流動性相場」と割り切り、上値志向で臨んでもよさそうだ。 もっとも、当欄銘柄は、セブン&アイHD(3382)、セブン銀(8410)をはじめ、直近紹介銘柄やかつて紹介した銘柄のなかから業績・チャートをチェックした後、納得できる銘柄に挑んでみてはいかが?  

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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