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2005/03/04

◆平均株価が7日続伸。1万2000円の影がちらつき上値には売り物が控えているが、次から次へと手掛かり材料が現われ、個人投資家や海外投資家の買い意欲をそそる。平均株価の上下100円幅の小動きは15日目のきょう途絶えた。その始まりは2月14日、昨年7月2日以来の高値に買われた日だ。きのうまでの14日間の騰落は9勝5敗、値上がり幅は273円で値上がり率は2.36%。5分足を14日分つなげてみて欲しい、そうすれば、投資家の回転が効いていることが分かる。22日までは横ばいで終始したが、原油急騰にともなう米国株急落を受けた23日の午前に1万1500円割れした後は、翌日からきょうまで右肩上がりの好チャートとなっている。その間、世界商品市況高が続き、鉱工業生産指数や雇用、個人消費に改善がみられ、M&A(企業の合併・買収)発表や報道が相次ぐなど物色意欲を刺激した。買い散らかしはあっても循環物色がうまくいっている今はまだ、強気を継続したい。■ちなみに、公的資金返済報道があったみずほFG(8411)は52万円で終り3週間ぶりの週足陽線。時価総額6兆2088億円は三菱東京FG(8306)を上回り4大銀でトップとなった。市場体温計の同社が好パターンなのだから、週末にSQ算出日を控えてはいるが来週もそれなりの相場が期待できそうだ。

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◆住友鉱(5713)が今週急騰。昨秋突破できなかった昨年1月高値を上抜いた。昨秋もそうだが、銅市況高とリサイクル事業拡大の同和鉱(5714)ともに今も中長期強気は不変。◎加えて1日紹介のフェロニッケル大手の大平金(5541)の上値挑戦に注目。■前立線がん治療薬の輸入承認申請で新たな段階に進むバイオベンチャーそーせい(4565・マザ)は中期買いを継続。◎主力のコンデンサーが自動車のハイブリッド化拡大で好調が続く指月電(6994)も上値関門を次々突破しており、間もなく上昇ピッチが加速すると見ている。◎新興プラン(6379)の終値はまず合格点。週明け相場に期待。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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