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2010/09/27

◆当欄愛読者の皆様には大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、来週10月7日(木)から再来週14日(木)にかけ8日間(実質証券取引所開場5日間ですが)当欄を休みとさせていただきます。6月9日などの当欄で記しましたが、妻のお兄さんが昇天。当時、筆者は渡韓できず、お葬式などに出席が適いませんでした。また、あす28日の義兄誕生日にもチケットの都合で間に合いませんでした。が、ようやく、渡韓の手続きが整い13年ぶりに冬が迫るソウルの墓地に参ることになりました。今回の休みで久々に韓国の勢いを肌で感じたいと思っています。■「坂の上の雲」の著者司馬遼太郎は伊予松山(県を3つに分け、その内の中予)の気質について、明治維新期に、徳川親藩の伊予を明治政府組の土佐(高知)が占領したが、何の反抗も見せず従ったと、記している。そして、「古くから人たちは、海山の豊かな産物と温暖な気候のおかげで、のんびりとしており、争いごとをきらう性格」と指摘している。筆者たちが住んでいた現西条市(東予)は住友商法など利にさとく、すばしっこく時代の流れに敏感とされてきたが、さて今はどうだか。筆者などは臆病もので争いごとの嫌いな、のほほんとした生活のリズムが好きだ。だから、言いたいことは何がなんでもバンバンといい募る韓国人の性格丸出しの妻に対し、柳に風とばかりにやり過ごすことが出来ていると思う(そういって攻撃されることもある)が、宇和島市などがある南予のおおらかで余裕ある姿勢とはまた違う。

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◆さて、相場だが、9月第5週初め、日経平均は前週末比131円高の9603円と4日ぶりに反発した。欧米株の反発、NY金の最高値更新、NY原油価格高を背景に、朝方から買いが先行。東京外為市場で円は対ドルで3日続伸したものの、前週の日経平均が3日続落で終ったことで値ごろ感も生まれ、輸出関連株、素材・資源関連株など景気敏感株が牽引し上げ幅を拡大する展開となった。アジア全株式市場が上昇したことも追い風となった。きょうは、中国関連銘柄も軒並み反発した。しかし、「三国志」で見るように多彩な戦術・戦略を屈指して何千年の攻防を繰り返してきた中国の歴史に対し、友達・仲間社会のような日本が五分に戦うのはさて・・、よほどの知恵と戦略、あるいは幸運が必要。特に、国力が既に下りつつある国が伍していくのは、絶望的?日本が中国を必要としているほどには、中国は日本を必要としていない。国と国の戦争は、今や、経済戦争が主戦場。どこまで、民主党外交が展開できる?絶望的といったほうが適切か。●タイなどASEAN諸国は工業分野の成長力が急、政治対立の報道とは違った急発展途上の国。日本勢は中国から東南アジアへの展開を急ぎ、中国は消費市場、ASEANは生産と分けた対応が求められつつあるようだ。ツガミ(6101)、機械株が4日ぶり反発した。景気敏感株買いの一環として買われたもの。ツガミの月次受注は3〜4月、IT関連特需の発生を背景にピークとなった後、減少していた。が、中国向けが受注増加に転じた8月にはプラスに転じた。アジアを中心とした海外売上高の増大は、中国だけでなくタイなどASEAN(東南アジア諸国連合)諸国でも拡大中だ。域内の貿易自由化は今年1月から6カ国先行で始まった。26週線沿いの上昇基調銘柄ナブテスコ(6268)も今期変化率大。また、検体検査の52週線沿いのシスメックス(6869)は依然、中国での拡大に期待がかかる。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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