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2004/09/08

◆高値更新が接近とレポートしようとしたコスモ石油(5007)が原油価格下落を受け3日ぶり反落。といっても、「高値圏で頑強」と書き記すことが出来る範囲の小幅下げにとどまったが・・。ただ、この後も、原油価格が下げ続けるとは思えない。暑く、暴風雨多発の04年世界気象マップ。日米損害保険会社は台風、ハリケーンの被害補償で予想外の損失計上となりそうだという。石油価格は1バレル50ドル時代入り寸前で反落したが、北半球はこれから需要期の冬を迎える。ここからの下げは限定的だろう。蒸気機関発明以来の産業革命で地球に対する人間活動の負荷は増す一方。結果、少々狂ったかに思える地球体温計のこと、猛暑の裏返しで猛烈寒波なんてことにならなければいいのだが。それでなくとも、日米中各国の来年の景気観測は(現時点の推測では)芳しくない。寒波ならそれに備える冬物が売れよう。しかし、猛暑が夏の消費を削いだ部分があるように、気温が平年を大きく下回った場合の今冬の消費は伸び悩むことが多い。灯油などは需要増となろうが、ガソリン消費はいかがか。それでもコスモ石油が320〜330円の高値圏で頑強な展開が続くならば、理由ははっきりしないがテクニカル面から打診買いが必要となる。

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◆米半導体株が下げ、日本のハイテク株の不振続く。高技術を中期買いしたいのは収益力アップで輝きが甦った島津製作(7701)、甦りつつある浜松ホト(6965)。◎自動車&HDD関連で業績伸長、昨春来13週移動平均線沿いの上昇が続くのはニッパツ(5991)。◎8月安値から好テンポの上昇が続くのは新興プラン(6379・A)、仕手介入が伝えられた昨年10月の高値に顔合わせしてきた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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