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2015/11/06

◆11月第1週末の日経平均株価は前日比149円19銭(0.78%)高の1万9265円60銭と続伸し、8月28日以来ほぼ2ヵ月ぶりに200日移動平均線を上回り、中勢上昇基調入りを示唆した。週足ベースでは52週線を2週連続で上回り、1万9530円台にある26週線クリアとなれば、短期から長期移動平均線を揃ってクリアすることになる。今夜には米10月雇用統計の発表を控えていたが、円は3日ぶりに小反発水準にとどまり、景気対策や追加金融緩和の思惑もあり、日郵政(6178)など3新規上場組が利益確定売りに3日ぶりに反落したものの、その後は業績拡大期待に主力株を中心に買いが先行した。1部銘柄の68.6%1311銘柄が上昇した(日経平均銘柄でも68%の153銘柄が上昇)。

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◆そんななか、当欄銘柄では、●日本製紙(3863)が151円安の2038円と大幅反落した。10月末に2260円と新生後最高値を付けた。が、その後、利益確定売りに押されているもの。当欄では、これまで通り中勢強気を継続しており、同じく、3週連続週足中・長期線超えの●ジェイテクト(6473)、島津製(7701)、セブン&アイHD(3382)。そして、今週、12週間ぶりに一時長期線52週超えし、来週以降の52週線クリア、新たな、上値を目指す展開入りが期待される「東京ディズニーランド&シー」運営のOLC(4661)、そして、●7月高値後は調整色を強めていたWNIウェザー(4825)だが、引き続き26週線沿いの上昇基調にあり、7月最高値4495円を窺う格好となっている。

◆三菱食品(7451)が反発し3000円台を維持した。長期上昇基調を強めるか?4日に上期決算を発表したが、通期予想は据え置いた。が、第2四半期累計(4-9月)連結経常利益は前年同期比16.2%増の82.1億円と伸びた。直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.1%増の51.4億円と伸びた。売上高増加による売上総利益の増加や販売費及び一般管理費の削減を図り、営業利益および経常利益が前回予想を上回る見込みとなった。ただ、8月高値から大きく上げてきており、週足移動平均線とのプラスかい離幅をいったん、縮める調整場面があっても不思議ない。ここは様子見とし押し目場面などで買い場を探したい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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