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2014/10/20

◆10月第4週初めの東京株式市場で、日経平均株価は前週末比578円72銭高の1万5111円23銭と大幅に3日ぶりに反発した。前週末にかけて大幅続落基調となっていたが、前週末のNY市場では発表された米景気指標から回復基調が続いてことが示されたことが好感され、NYダウは一転、263ドル強高の1万6380.41ドルと大幅に7日ぶりに反発。欧米株がそろって大幅反発した流れを受けて朝方から買いが先行。東京外為市場で円が1ドル107円台で始動し下げ幅を拡大する流れとなったこともあり、後場は戻り待ちの売りや利益確定売りが出るなかも引けにかけて切り返すなど勢いは衰えず高値引けとなった。■ただ、直近で大幅に下げてきたこともあり、売り物薄のなかを走った格好で出来高は23.79億株、売買代金2.31兆円と15日に6日ぶりに反発した時と同様にボリューム面での低水準だった。あす以降も、海外市場の続伸に後押しされ上値を追っていくことができるか?ちなみに、過去60日間の日経平均価格帯で最多日数ゾーンは1万5600〜1万5700円、2位は1万5400円〜1万5500円、3位は1万5500円〜1万5600円帯と1万5400円〜1万5700円帯が中心ゾーンとなってきた。150日間では1万5300円〜1万5400円が断トツの最多帯。国内要因だけで計れないことが悩ましいが、海外要因が後押しとなれば1万4000円が目標となる?

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◆前週末、「リニア中央新幹線の建設工事計画の認可」報道を受けても動けなかったJR東海(9022)は3日ぶりに一転大幅反発。前号で記した銘柄では、鉄建(1815)が大幅に続伸し、2部銘柄で値動きの軽いケーエフシー(3420)は大引けで500円高の2577円と連日のストップ高比例配分となり、日コンベヤ(6375)は292円まであって19円高の273円引け、上ヒゲの長いパターンが多いが、工事スタートまでに株価は一段落か?期待感先行だけに、関連銘柄物色人気の裾野がどのくらい広がるかがポイントとなりそうだ。●当欄銘柄ではセブン&アイ(3382)が3日ぶり反発した。ファミリーM(8028)も3日ぶりに反発しローソン(2651)は変わらずを挟み6日ぶりに反発、ミニストップ(9946)も3日ぶりに反発と全般急反発展開とあってコンビニ株も反発した。18日付け日経新聞朝刊が「ミニストップ初の店舗減、国内コンビニエンスストア各社の出店ペースにばらつきがでてきた」と報じたが、いずれの株価とも直近の全般相場で大きく下げていたことからそろって買い先行の展開となったもの。最大手セブン&アイは昨年2月末店舗数に対し15年2月末は1200(7.3%)増の1万7519店見込みとし、2位ローソンは682増の1万2288店、ファミリーMは904(8.5%)増の1万1451店。一方、4位サークルケイは5減の6354店見込み、ミニストップ15減の2203店、スリーエフ(7544)は10増の573店、ポプラ(7601)は11減の644見込みと大手優位型。つれて、株価の反応は分かれた。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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