2004/12/20
◆東証1部市場の値上がり率上位銘柄で営業からの問い合わせに、値上がりの理由をきちんと説明できる銘柄はある?本欄紹介ではアツギ(3529)が6位で11.6%高の135円。日化成(4007)は7位で11.5%高の281円の2銘柄が該当。トップの大同工(6373)は6月下旬から半年間210円を中心とした小動きに終始しており、何故?の問いに答えようがないのも当然。◎大同工は年に1回程度の割合で仕掛け的な急騰相場を演じるが、延びきったところで風船が破裂してしまうようにあっけなく空中分解する癖のある銘柄として目先資金はよく承知している。いくらまで上がるかという株価水準以上に、いつ相場が空中分解するかという時間面に最高の注意を払う必要がある。◎アツギは52週移動平均線割れで底入れ、やっと出番。遅くなった分天井は低いかもしれない。割り切りで売り場探しも必要か。一方、◎日化成(4007)はディーゼルトラック排ガス対応の高品位尿素水を生産販売、国内トップシェア確保、売上100億円が目標。早ければ来3月期の15期ぶり復配の可能性もあるという。なた、◎本欄注目のイビデン(4062)も排ガス規制強化対応で不可欠なDPFの需要が欧州中心に拡大しており、連日で年初来高値更新。4年7カ月ぶりの2000円台乗せが目前だ。■もっとも、循環物色の流れは目まぐるしい。自分得意の銘柄のみ参戦すべしといおう。一方、目先資金が1部に移動した結果、ジャスダック、マザーズの新興市場は閑古鳥の声。
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◆平均株価1万1000円台の大納会なら2年連続年足陽線。敵対的M&A時代本格化前に米国の日本株溜め込み買い継続で新年も底堅い展開を予想するとM&A専門家。◎平和不(8803)は株主総会で決議権行使の株主に贈り物を届ける稀有な会社として注目。■住友倉(9303)は上昇基調から500円手前の上値関門突破への挑戦開始。