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2005/04/04

◆新年度にはいってもなにかしっくり来ない、筆者には中途半端な感覚の相場が続く。咲きかけた桜の開花も進まない。桜はその分見る機会が長くなり目を楽しませてくれる。が相場はそうはいかいない。「買う」「売る」「休む」が相場の3景だが、みずほFG(8411)に替わる市場体温計を選びきれないでいる。これまでの経験では、こんな感覚のときは余り良くない結果が待っていたのだが、この春はどうか。

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◆米国では、原油高騰に伴うインフレ懸念があるが、5月のFOMCで利上げ幅の拡大となり市場を襲うのではないかとの疑念が拡大、東京市場の足かせとなっている。また、市場ではそれほど気に留めていないが、もうひとつの大国、中国との関係がギクシャクしており、中国の民衆による日本製品排斥運動の拡がりが懸念される。日本経済、株式市場に影響は深刻となる可能性大。以前、市場は中国経済の失速を懸念していたのだが・・。

◆YOZAN(6830・ジャス)が最大80億円の修正条項付き転換社債の発表を受け、ストップ安となり、なお売り物を残した。20年前は、ファイナンスをして新たな事業に進出することは評価されたが、今は、発行株数の増加に伴う需給の悪化や1株利益の希薄化が懸念される時代なのだ。自己資金を使って自己株式の買い入れ消却をすることが好感されるのである。さて、YOZANの場合、再建への鍵となる携帯IP電話サービスへの期待感が買い材料だ。が、事業開始までには乗り越えるべき関門は多く大きい。今後も相場は何度もふらつくだろう。今回は最初の資金調達のところで足をすくわれたが、長期強気は不変。相場の動きをみて、買い場を探したい。■円安を背景に自動車株が堅調。◎マツダ(7261)が年初来高値となり、昨年夏の高値に王手をかけた。◎排ガス浄化装置のイビデン(4062)も着実に上値を追っているが、買い方は海外勢か。◎小型では、ヨロズ(7294)。日産自向け部品受注がすこぶる好調。今期2ケタ経常増益で予想1株利益は79円。昨年4月高値1200円突破があって当然ではないか。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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