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2012/05/01

◆4月29日は毎年、相模メモリアル・パークで行なわれる教会の墓地記念礼拝に出かける。今年は29日が日曜日となったため、翌30日の振替休日に行った。今年2月に昇天した敬愛する画家姉妹などの納骨式をおこなった。同霊園は相模川を前にし、遠く大山など丹沢を臨む自然の緑にかこまれた傾斜地にあり、日当たりは良く、キムタク主演のテレビドラマ「プライド」や阿部寛の「新参者」・・なども同霊園でロケをしており、メモリアルホールにはその時の写真が展示されている。筆者が同地に行きだしたのは、10年前頃からと思うが、当日に、雨に降られて屋内で行なうなんてことは、幸いこれまでなかった!

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◆さて、東京株式市場は、大型連休の谷間のきょう明日の2日間のみの開場。しかし、日経平均株価は前週末比169円安の9350円と大幅続落。2月17日以来の9400円割れで終了し、同時に中期相場を占う75日移動平均線を1月18日以来ほぼ3カ月半ぶりに割り込んでしまった。■それは、4月30日発表のスペイン1−3月期GDPが2期連続でマイナスとなり景気後退入りを示唆したうえ大手金融機関によるスペイン銀行の格下げ発表が重なった。スペインは財政懸念でギリシャ、イタリア、ポルトガルなどとともにユーロ圏存続を揺るがす国であり、ユーロ安の引き金を引く可能性が強い国の一つだけに、ギリシャ、イタリア、ポルトガルなどとともにその動向は今しばらく見逃せない。

◆この日の場合、米国経済指標も30日に、市場予想を相次ぎ下回り、NYダウは5日vぶりに小反落。イギリス、ドイツ株はそろって5日ぶりに反落。フランス、スペイン、イタリア株は大幅反落した。また1日発表の中国4月製造業PMIは前月比で上昇も市場予想を下回ったうえ、豪州中央銀行が1日に政策金利の引き下げを発表したことも重なり、リスク回避の流れに円が続伸。東京外為市場で1ドル=79円台と2月22日以来2カ月ぶりの円高に。そして、今春相場の転機となった2月の日銀金融緩和以来の買いの姿勢が後退した。そして、決算悪発表銘柄や計画未達に終わった銘柄が下げ幅を拡大、後場は下げ幅を拡大する展開となった。

◆輸出関連株中で当欄注目のひとつアンリツ(6754)も輸出関連株安展開のなか、前週末27日に高値波乱し、きょうは続落。13週線が下に控えているが、輸出関連株がもっと厳しくなると。26週線の930円を拾うか、あるいは859円の52週線を待つか・・。また●浜松ホトニクス(6965)は52週線が2番目のライン3045円で、ようやく13週線が接近中。だが、26週線は2863円と4月第1週を底に上昇に転じつつあるところ。ロングランの月足ベースでようやく「買い」の目が見え始めたところ。輸出関連の動向とあわせ引き続き気に気に留めたい。

◆内需関連株では、幸い、コスモス薬品(3349)が4600円目前と3月来の上昇基調で、この日は06年1月来の高値を付けた。全般波乱時には利益確定売り良しで臨みたい。●メッセージ(2400)も28.75万円と27日の昨年8月来の高値近辺で頑強。ウォッチングを継続。●ウェザニュズ(4825)は2500〜2600円の壁を乗り越えるのが今なのか、もうし越し先なのか様子を見たい。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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