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2007/01/12

◆失業保険申請件数減+原油価格の19カ月ぶり安値=NYダウ過去最高更新+1ドル120円台へ円安進行=日本株3日ぶり反発&アジア・オセアニア市場12勝2敗(負けは中国とインドネシアのみ、2市場休場)・・。11日NY株高は12日のアジア株高に繋がった。が、その後、現地午後2時時点で欧州市場は英仏独安で推移している。

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◆1月4日高値大発会で好調裏にスタートした日本株だが、きのうまで安値が切り下がる展開となってきたが、きょうは5日ぶりに下値を切り上げた。そして、年明け第1週を陰線で終った日経平均は、2週目の今週は小幅ながら陽線を引き上下にひげを伸ばした格好となった。年明け2週連続陰線はなんとか免れた。■注目の新日鉄(5401)のチャートは?今週は620円台を下値の砦とばかり頑強に推移し、年初の2週連続陰線を免れ、来週の審判を待つ。

◆来週は、15日(月)11月の機械受注、17日(水)日銀の金融政策決定会合(〜18日)、18日(木)12月の米住宅着工建設などが注目ポイントだ。この日、三菱UFJFG(8306)が一時5万円高の152万円まで買われるなど、銀行株が久方ぶりに賑わいを見せた。これは、17日からの日銀会合で福井総裁が利上げに踏み切るとの見方が強まったからだ。なお、本欄は、「2月、消費関連統計が出そろったところで、利上げに踏み切るだろう」と見る。ちなみに、本欄が、昨年前半相場まで“市場体温計”としていたのは、みずほFG(8411)だ。が、昨年12月に本欄は、新年度の体温計銘柄として、「メガバンクでも、昨年一番負けこんだ」三菱UFJFGを指名した。そして、「今年注目したいのは、三菱グループ」とした。ただし、従来のトヨタ、新日鉄を中心としたグループに注目した時と違い、テクニカルな面や全般との兼ね合いといったやや感覚的な選びとなっている。9日号にも紹介した兼松(8020)、西華産業(8061)、戸田建(1860)・・など。

◆さらに、三菱グループ!三菱UFJと並ぶ中核銘柄は、三菱商事(8058)、三菱重工(7011)そして三菱地所(8802)だ。●商事は昨年4月上場来高値2940円から調整にはいったが11月以降は24カ月線に下支えされ反発の機会を狙う。●地所はこの日3160円の上場来高値を付けた。丸の内開発など21世紀計画の実施がポイントだ。■三菱系では、上記銘柄以外で、05年10月上場来700円台でのもみ合いが続く三菱ケミカ(4188)、PER、配当利回りから割安感、ホンダとの電気二重層キャパシタ開発に注目。●直近7カ月間160円を挟んだ小動きが続く三菱電線(5805)は、自動車配線事業に特化。LEDの量産体制を敷く。今3月期も連続0.5円増配し2円となる。●日化成(4007)はディーゼルトラック向け高品位尿素水を増産だが、いすゞ自などが採用方針と伝えられていることから、この日久しぶりに買い人気を集めた。リチウムイオン二次電池向け電極材料開発に思惑?ほかに、●中国塗料(4617)、ニチユ(7105)などのも思惑を呼びやすい銘柄もある。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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