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2004/10/12

◆相場はこう着、軟調展開。先週、予想外の結果に終った雇用統計だが、政府機関が大統領選を優位に進めるため操作され高水準の非農業部門雇用者数となるだろうとの噂が流れたほどの神経質な状況にあった。しかし、操作しなかった結果か、操作したが及ばなかったのかは不明だが10万人を割り込む不振。市場は大統領選でのブッシュ勝利を期待している。討論会は米国時間13日に第3回目が行われて終了するが、過去2回の討論会で土俵の中央へと押し戻した民主党ケリー候補がもう一歩踏み込むかが注目点。ただ、電子投票は共和党有利に不正が行われやすいとの一部指摘もあり、ケリー候補は前回フロリダ州のわずか数百票差に敗れたゴア候補の二の舞となるだろうとの観測もある。ただ、NY原油先物価格は、5日に一気に1バレル51ドル台乗せした後5日連続最高値更新中だが、クウェート石油相が、「米政策の不透明さが消える大統領選後に下落の可能性あり」と指摘するなど大統領選終了を待つ声が聞かれる。原油価格は急騰したこともあり短期的に下がる確率は高い。が、石油需給のひっ迫化がベースにありどんどん下がる状況にはない。米国及び世界経済は3カ月間、昨年平均比71%高の50ドル台超が続くようだと減速は必至だ。気になるのはNYダウが中期上値切り下げ、下値切り下げの悪パターンにあること。

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◆値上がり率上位は目先狙いの低位株、近頃の定番。中国港湾工事増に期待は浚渫株。高値圏で頑強な若築建(1888)、切り返し中の五洋建(1893)は買い場提供中とみる。◎先週急騰のメディビック(2369・マザ)は高値波乱期入りだが、抗がん剤関連の新材料あり13万円台から拾っていきたい。◎ほぼ2年ぶり200円台乗せの新興プラン(6379・A)は中期強気を継続。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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