バックナンバー

2013/03/29

◆今朝は所用があり、日本橋に出かけた。用を済ました後、兜町の一角を歩き、15年前までいた証券会社付近を通ったのだが、証券会社だけでなく食堂、喫茶店、酒屋・・など、かつてを思い出す風景はなく、新たな活気を感じさせる雰囲気はゼロ。見覚えがあるのは高速道路の古いコンクリートばかりだった。元いた証券会社のビルは玄関をはじめ閉じられ、ビルのオーナー会社の看板がぶら下がっているばかり・・。ン十万円で買った元証券会社の株券は切手台にも満たない価値ゼロだと思い出して腹立たしくなり、早々に退散した。■この日夕方の「ブルームバーグ」ニュースでは、「日経平均株価は1−3期で19.3%高、昨年10−12月期と併せた2四半期ベースでは36.5%の上昇率。小泉政権時の05年7−12月期の35.9%を抜き、列島改造に沸く田中内閣時代の1972年7−12月期の37%以来の大きさとなった」と報じた。

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


◆日経平均は前日比61円高の1万2397円と反発。前年度末比で22.9%の上昇となり、前年度の上昇率3.4%を大幅に上回った。昨年4月4日に1万円台割れした後、6月には8238円まで下げた。上昇に転じたのは何度も記したように、11月13日に8619円を付けた後、野田前首相が「衆院解散」を明言したことが始まり。総選挙を経て安倍政権が誕生。安倍首相は大胆な金融緩和、機動的財政政策、民間投資喚起の成長戦略を3本の矢とした「アベノミクス」によりデフレ脱出、経済再生を図るとした。金融緩和策の実行に向け日銀正副人事を行ない、欧州債務危機もあって円安が進行、前期に大幅赤字あるいは大幅減益となった電気、自動車など主力輸出関連企業は今期黒字転換や大幅増益、赤字幅大幅縮小・・を達成したこともあって、海外投資家の買いを誘い、個人投資家の買いも復活した。■週明け、4月1日の日銀「短観」発表の内容が注目される。そして、3日、4日は日銀金融政策決定会合があり、4月下旬にも会合が予定されている。もっとも、世界的な流れは米FRBバーナンキ議長を中心とした金融緩和継続が全てだ、金融緩和に棹差す発言で米金融・株式市場は暗転しかねない。当分、日米の金融当局の動向から目を離すことはでみない、ピリピリした状況が続く?まあ、あまり深刻ぶってもなにも始まらないから、当欄強気の内需関連をはじめとした銘柄、土地持ち・含み資産関連株をうかがって逝くことにしよう。

◆当欄注目が続くセブン&アイ(3382)は4日に2月決算を発表する。残念ながら28日に3150円と08年11月以来4年4カ月ぶり高値をつけており、いったん、利益確定売りが広がりそうだ。が、数字の出方を見てここからの方針を決めたい。●プリマハム(2281)はいい形の週足で終った・・。さて、当欄銘柄の多くが昨年に「日本の問屋は永遠なり」を共著で上梓した知友・有賀泰夫食品・流通アナリストのブログ、ホームページによるもの。彼の本音の企業分析を参考にしよう!ブログの株式情報をチェックしよう。28日付けではプリマハムの分析記事が掲載されている。ぜひ、一読、再読・・したい!

PR : 誰よりも早く!業界初の「分足テクニカル・スクリーニング」。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ