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2015/06/18

◆日経平均株価は前日比228円45銭安の1万9990円82銭と大幅安となり4日続落した。朝方から売りが先行、大引け直前に2万台を割り込みこの日のほぼ安値圏で終った。欧州主要株式市場はギリシャ情勢への警戒が続くなかそろって下落。米国株は続伸したものの、17日のニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会FRBがFOMC声明を発表した後、円買い・ドル売りが膨らんだという。東京でも日経平均が200円を超える下げとなったことから、円がさらに買われるといった悪循環となり、日経平均は引けにむかって一段づつ下がっていく格好となった。

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◆かつて注目株だったロック・フィールド(2910)が2日ぶりに年初来高値を更新し、02年1月以来13年ぶり高値水準へ上げてきた。デパート・駅ビルなどで惣菜販売手掛ける。今月9日取引終了後に発表した2015年4月期連結経常利益は前の期比19.5%増の20.07億円と3期ぶりに増益に転じ、かつ20億円台を回復した。今3月期は前期比8.6%増の21.8億円と続伸を予想、過去最高だった08年4月期の25.43億円以来の高水準まで回復する見通しを示したことから、前日こそ一息ついたものの、決算発表後の騰勢に弾みが付いた格好となっている。耐震補強工事に伴う店舗の一時休業などにより前期売上高は0.2%減となったものの、ロボット導入などにより工場の生産性が高まったことや、百貨店内で手掛ける総菜店「RF1(アールエフワン)」では、サラダなどの販売が好調な「グリーン・グルメ」への転換や複数の業態を組み合わせるなどで集客力を強化。原材料費上昇は商品価格帯の引き上げなどで吸収し連結営業利益は20.4%増の19.76億円に伸びた。続く、今16年4月期は6店舗以上の新規出店を予定、売上高は前期比2.7%増の502億円を見込んでおり、初の500億円台乗せを目指す。将来へ向けた積極的な投資を行うとし設備投資額は25億円を予定!■当欄銘柄では星野Rリート(3287)が15日安値130.1万円(4月最高値153.4万円かの下落だが)から反転し4日続伸。2ヵ月の下落からようやく反転の足掛かりをこれから探ることになりそうだ。中期相場を示唆する26週線を1年半ぶりに割り込んだが、1週間で回復。「老舗を再生し、競合旅館を顧客」に変える戦略を背景に、底打ち反転期入りに期待。●丹青社(9743)は大幅続伸し1996年6月以来9年ぶり高値を付けてきた。訪日外国人の増加を見据えた商業施設やホテルの改装需要が増える。今期経常2割減益予想だが、テクニカル面は昨年6月以降の上昇基調にある。腰の軽さは魅力的だが、一転、急反落もありそうで、鈍い足の星野Rを進めたいが、トライするも「可」であろう。

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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