バックナンバー

2008/06/13

◆<週明け以降のポイントは、夏相場の柱がなにに決まるか?>ということだ。環境関連株は、7月洞爺湖サミットを控えた「理想買い相場」最終章が続いている。●原発関連株主役・日製鋼(5631)は4週間ぶりの週足陰線となったのをはじめ陰線足組が多い。●風力発電関連株では主役の風力開発(2766・マザ)が3月高値後の4.5万円を挟んだモミ合いを14週間続けており、どちらか放れた方に振れていく構えとなっている。■太陽電池関連株は今週、高島(8007)が思惑人気を得たが、一炊の夢。TAIYO(6252・東2)は2週連続で「上ひげの長いサーベルを逆さにした先行き下方リスクを示唆する」チャートとなった。●が、当欄期待の東京製綱(5981)は、太陽電池関連低位思惑株として活況展開が続き、316円の年初来高値を付け、週明け相場に向かう。5月の決算発表直前は200円割れ水準だっただけに、「利食い千人力」も可。■リチウムイオン電池車関連株では、当欄は新神戸電機(6934)を相場の主役に推した。が、今回は、市場が古河電池(6937)を選んだ。47円高の1095円と5連騰し、週足長大陽線で、週明けに向かうことになった。前日には1224円の高値に買われており、昨年大納会終値185円からは6.6倍化だ。今年大発会翌日にはリニアモーター材料関連株としてストップ高発進となった相場は、5月中旬の前08年3月期決算を見て人気が膨れ上がり、さらにリチウムイオン電池車関連株として思惑人気も交えここまで駆け上がってきたもの。燃料電池車関連株相場の方向を決定するコア銘柄として引き続き注目。

PR : 貴方の知らない売買テクニックがここにあります。


◆クレハ(4023)が、7日ぶりに反発した。4月30日に658円の年初来高値をつけた後は、ジリ貧基調にあったが、クレディ・スイス証券が、「グローバルナンバーワン戦略の元、世界トップシェアを有する製品も数多く立ち上がっている。太陽電池製造に使用されるピッチ系炭素製品などの収益拡大が予想される」と指摘し、投資判断「アウトパフォーム」(強気)を継続、目標株価を700円としたことが手がかり材料視された。短期調整は終了したといえ、リバウンドが期待できそうだ。

◆テクニカル面で注目したいのは、前号でも記した「長期下落相場後にナベ底型チャート」を描いている銘柄群。前号のオリ酵母工(2891・東2)、荏原ユージ(4975)は200日移動平均線を突破しており、●また、サンワテクノ(8137)は反落も、200日線回復は目前だ!●コンビニATM利用手数料が収益源で、サブプラ損とは無縁のセブン銀行(8410・ジャス)が急騰し今年3月28日の上場来高値にあと2000円に迫る22.6万円高値引けとなった。今年2月29日上場時につけた16.1万円からの上昇相場第2幕は週明け以降に見られそうだ。貴重な今年の新規上場銘柄だ!強気の買い。

PR : リアルタイムで「買い信号」点灯銘柄をスクリーニング。


魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

愛用のチャートソフトはSTOCK BOARD

リアルタイムチャート

スクリーニング
STOCK BOARD
2週間お試し受付中!
メールマガジン

アナリストレポート「魁」など有力銘柄情報を配信〜トレーダーナビ

   

メルマガバックナンバー

powered by まぐまぐトップページへ