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2015/01/28

◆28日の日経平均株価は前日比27円43銭(0.15%)高の1万7795円73銭と続伸した。朝方は、27日の米国市場は12月耐久財受注の減少や発表されたダウ銘柄で原油下落やドル高により利益が押し下げた決算が重しとなり、その後、発表された12月新築住宅販売、1月消費者信頼感指数など予想を上回る経済指標の発表は材料視されず、NYダウは290ドル超の大幅反落に。NY円相場反発を受け、東京外為市場でも円が3日続伸発進となり、日経平均も下げ先行で始動。円は対ユーロで4日ぶり反落展開となるなか、後場には対ドルでも4日ぶり小反落展開となった。しかし、機械、輸送用機器、ガラス土石、精密機器、電気機器、ゴム製品・・と輸出関連セクターは利益確定売りに下落。また、NY原油先物の3日ぶり反発にも鉱業、石油・石炭、卸売など資源関連が下落・・。逆に、建設、金属製品を除く内需関連業種の大半が続伸し直近の上昇基調を支えた格好となった!業種別株価指数は全33業種中19業種が上げ14業種が下落した。

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◆サイバダイン(7779)は年初来3000円〜3200円台のボックス相場のなかにあるが、昨年12月26日戻り高値3280円から上値が切り下がっており気になる格好だ。この日、「マッスルスーツ」を手掛ける菊池製作(3444)が27日に物流や工場作業で使用するマッスルスーツの量産ラインが稼働したと発表し、買い気配でスタートしたものの、2118円高値を見て、75円高の2030円と上げ幅を縮小したことから、サイバダインへと人気が移ることはなかったのか?ロボットでも同社とはタイプが違うと見て、様子見気分が醒めることはなかったのか?まあ、他社株の動きに頼るは下の作戦。同社発の新たな動きがあるか?引き続き3000円攻防戦をウォッチングしたい。2万円台乗せのJR東海(9022)もウォッチング開始。●ジリ高基調にあった日本製紙(3863)が変わらずを挟み7日続伸。1823円は昨年7月以来の高値水準だ。「炭素繊維より製造コストが6分の1で済み、航空機や高級車の主要材料としてポスト炭素繊維の研究・開発がひそかに始まっている」という記事を日経電子版で読んだのは昨年。いつ株価が反応するか?と見てきたが、きょうが第一波?ここから、相場は始まるか?まずウォッチングを開始しよう。それは、「木材繊維、セルロースナノファイバー(CNF)」。製造しているのは同社岩国工場(山口県)。CNFの原料は木だが鉄よりも強く軽い。日本全国どこにでもある樹木砕いて1000分の1の木材チップとし、木材チップをパルプにして1000分の1の木材繊維とするまでは、通常の紙を作る方法と変わらない。が、この木材繊維は拡大して見ると無数のナノ単位(ナノは10億分の1)のファイバーが束。この束のナノファイバーを「TEMPO」触媒と呼ばれる特殊な触媒に通してほぐして1本にしていく。幅は約3〜4ナノメートル=髪毛の2万分の1の太さだが、ファイバーの1本は丈夫。これを集めることで鉄以上の強さを発揮できるという。炭素繊維と同等の鋼鉄の5倍の強度を出せるとも言われている。そして、コストは炭素繊維の6分の1!という

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魁−SAKIGAKE−
株式市場の第一線で活躍するベテランアナリストの鋭い視点で、ひとつ先の相場を読む、プロフェッショナルレポートです。

筆者プロフィール
熱田和雄
1946年1月生まれ。

同年生まれの吉田拓郎ファンであり、写真家アラーキー(荒木経惟)大好き人間。1960年代後半の闘争の時代に明冶大学退学。証券会社に入社。市場部での場立を経て調査情報部で23年間あちらこちら走りまわり、各種証券関連リポートを書き続ける。自社リポートのほか新聞・雑誌記事を執筆。90年代後半の金融危機時に、28年半勤めた証券を退社。2000年代も、記事を書き続けている。

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